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「雪塩菓房」では雪塩を用いた様々なスイーツを提供
塩は世界中に存在しますが、1997年(平成9年)に塩専売法が廃止されてから、日本各地でも様々なこだわりの塩が製造/販売されるようになりました。私も大好きな銘柄が幾つもあります。調味料として料理にかける場合、下ごしらえの際に合わせる場合、日本酒のつまみとして単体で味わいたい場合など、シチュエーションによって、使用する塩が違いますね。 そんな塩ですが、大好きな銘柄のひとつが「雪塩」。沖縄県宮古島で製造されています。ナトリウムをはじめ、マグネシウム、カルシウム、カリウムほか18種類の成分が含まれ、いわゆるミネラルが豊富なんですね。なので、単にしょっぱいだけではなく、甘みもあって、まさに秀逸。実はこれ、宮古島がサンゴで出来た島なので、その栄養成分が地下水に含まれ、それを用いているためなのです。 でも、今回は塩そのものをお勧めしているわけではありません。もちろん塩単体も素晴らしいですが、それを用いた「雪塩ラスク」。これが絶品なのです! 通常のラスクは、フランスパンをスライスして作るけれど、雪塩ラスクはカステラ生地をラスクにしているため、やわらかな口当たりが特徴です。表面には砂糖と雪塩をふりかけてあり、しょっぱすぎない絶妙な塩加減が、カステラ生地の卵&バター風味を引き立てます。やわらかく、ほんのり甘い、なんだか懐かしさすら感じる新しいお菓子です。甘い香りに包まれれば、宮古島ののんびりとしたひとときが、目に浮かぶようです。
※掲載情報は 2015/02/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
はんつ遠藤
東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。