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ブーランジェのこだわりが随所に感じられる、『パン焼き小屋 ツオップ』の「クラシック・シュトレン」
今回は、お気に入りの「シュトレン」を紹介いたします。
お店『レタンプリュス』でも販売をしていますが、最近では多くのお店で見られるようになりました。この時期にしか食べることができないドイツの伝統菓子で、クリスマスを待つ4週間のアドヴェント(待降節)の間、少しずつスライスして食べる習慣があります。個人的に「シュトレン」は食べ進める際にポロポロと崩れてしまうのが苦手で、あまり食べてきていませんでしたが、フランスで修行をしていた際に近所にあったスーパーの「シュトレン」を食べてから、変わりました。
食べ進めていてもポロポロと崩れず、どっしりしていて自分が好きな味でした。それから、日本に帰ってきてからも気になるお店の「シュトレン」は購入してきましたが、その中でも好きなのが『パン焼き小屋 ツオップ』の「クラシック・シュトレン」です。
(上記写真はレタンプリュスのシュトレン)
自分が作る「シュトレン」は、中身もギュッと詰まり、どっしりしており、ケークに近い感覚です。最近、粉を変えたのですが、日がたってもパンの生地の弾力もしなやかで、キメも細やかになったような気がします。粉の重要性を改めて実感しましたが、ブーランジェの方のほうが普段から粉に触れる機会も多く、こだわりをしっかりもって作られている方が多いと思います。
そのため、パン屋さんの「シュトレン」を購入する機会もありますが、中でも『パン焼き小屋 ツオップ』さんの「クラシック・シュトレン」は大変気に入っています。噛み締めるとグラニュー糖のジャキとした食感と、中にはマジパンや木の実やドライフルーツがたっぷりと入っていて、ねっとりとした食感が楽しめます。使っている素材はもちろん、昔ながらの手成型のままなのも、こだわりが感じられます。
クリスマス頃までは販売を予定しているそうですが、売り切れてしまったら来年まで食べられません。そのため、今年は『パン焼き小屋 ツオップ』さんの「クラシック・シュトレン」でクリスマスまで楽しんでみてはいかがでしょか。
※掲載情報は 2018/12/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
レタンプリュス オーナーシェフ
熊谷治久
千葉県出身。武蔵野調理師専門学校卒業後、「グルメ洋菓子店」で3年、「パティスリードゥ シェフ フジウ」で4年半、「オーボンヴュータン」で3年半の修行を積む。
その後1年間渡仏。ロレーヌ地方にある「フランクケストナー」、パリにある「パトリックロジェ」にて経験を積み、帰国。
帰国後、再び「オーボンヴュータン」にて河田勝彦氏の右腕として2年半勤め、2012年には流山おおたかの森に「レタンプリュスおおたかの森東口店」、2015年 10月には柏高島屋内に2号店「レタンプリュス柏高島屋店」、をオープン。
2019年には本店をオープンする予定。