北海道最古の有名洋食店、函館・五島軒の「ほぐし肉カレー」

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満足度を押し上げる「ほぐされた牛肉」と「奥深いルー」の絡み

北海道最古の有名洋食店、函館・五島軒の「ほぐし肉カレー」

北海道最古の洋食料理店として有名な函館・五島軒(ごとうけん)。同店は、創業者・若山惣太郎と長崎五島列島出身の初代料理長・五島英吉が、当時国際貿易港であった函館で出会い、2人で在留外国人や外国船にパンや西洋料理を納めるレストランを開業した事からスタートしました。道産子であるわたしはもちろんですが、道外のグルメ通などには名の通った高級洋食店ですね。創業は1879(明治12)年なので、余裕の100年超えの老舗店です。そんな五島軒で今回注目したのがカレーです。カレーは同店の名物メニューの1つでもあり、これまでさまざまな種類のレトルトが制作され出回っていますが、わたしが手に入れたのは“ほぐし肉カレー”。「まろやかほぐしカレー」と「スパイシーほぐしカレー」がそれぞれ2つ入った4食セット(中辛)の商品を購入しました。

北海道最古の有名洋食店、函館・五島軒の「ほぐし肉カレー」

ご飯は白飯と五穀米の2種を準備し、まろやかには白飯、スパイシーには五穀米を合わせることに。見た目では、まろやかの方が薄く、スパイシーの方が濃い茶色ですね。まずは「まろやかほぐしカレー」を一口……確かに引っ掛かりがなくマイルドな口当たり。それでいて単調ではなく奥深さを感じる味わいです。また牛肉が文字通り細かくほぐされていてカレールーとしっかりと絡みますね。水を飲み、口の中をリセットし違うスプーンで今度は「スパイシーほぐしカレー」を一口……こちらはやはり少しパンチがあります。カレーは欧風系よりもインド系が好きなわたしの好み。スパイスが効いていてほぐし牛肉との相性も良く、辛さもちょうどいいですね。今回一緒に食べた友人は前者のまろやかの方を気に入っていたので、どちらもレトルトとしては高い満足度を与えてくれるハズです。個人的なの感想ですが、まろやか=子どもでもOK、スパイシー=大人が嬉しい……そんな印象ですね。カレー好きな方やファミリーにも喜ばれそうな老舗洋食店の逸品を、手土産にいかがでしょう。

※掲載情報は 2018/12/01 時点のものとなります。

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キュレーター情報

菅野夕霧

コピーライター、グルメガイド

菅野夕霧

コピーライター、PRコンサルタント、Yahoo!ニュース配信元の『市ケ谷経済新聞』編集長。グルメや酒、沖縄離島旅が趣味。特にランチは“狙い”を定め、日々電車に乗って都内を中心に食べ歩いている。甘いモノを苦手としている関係で、“甘くない”土産の逸品を追求中。現在、All Aboutグルメガイドとして老舗店を紹介する「100年店ランチ」、日本トランスオーシャン航空の機内誌『Coralway』にて、「小さな島の小さな食堂」を連載中。著書に『ヤフートピックスを狙え』(新潮社)など。

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