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Bicerin SHINJUKU TAKASHIMAYA
バーチ・ディ・ダーマ
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気の利いたギフトとしてもオススメの”貴婦人のキス”という意味のイタリアの郷土菓子「バーチ・ディ・ダーマ」をご紹介したいと思います。
「バーチ・ディ・ダーマ」はトリノのある北イタリア、ピエモンテ州で生まれた焼き菓子で、アーモンド・パウダーのクッキー生地を一口サイズのマカロンのようにコロンとした丸い形に焼き上げてから、チョコクリームを挟むのが伝統的。食べるときにすぼめた口が、「キス」をするときのかたちに似ていることから、「バーチ・ディ・ダーマ」”貴婦人(dama:貴婦人)のキス(baci:キス)”と名付けられたそうですが、イタリアらしいチャーミングなネーミングも素敵ですね。
ビチェリンの「バーチ・ディ・ダーマ」を口に入れると、クッキーのサクッととした食感とともにアーモンドの香ばしさが広がっていきます。ビチェリンの「バーチ・ディ・ダーマ」はプレーン、コーヒー、抹茶と3種類あります。プレーンのクッキーに挟んであるチョコレートは決して甘すぎず、ダークビターなお味でとても大人向きです。ヴァリエーションのコーヒーや抹茶もビター・テイストで、普段甘いものはあまり召し上がらないという男性にもオススメかもしれません。紅茶よりは、コーヒーとともに召し上げるほうが相性がいいように思います。
今回ご紹介した「バーチ・ディ・ダーマ」を作っているトリノ最古のカフェ、ビチェリンは、数々の名だたる著名人が通ったことでもよく知られている名店です。
ビチェリンは、1763年にイタリアのトリノで創業しました。その約255年の歴史において、音楽家プッチーニや哲学者ニーチェ、文豪ヘミングウェイやアレクサンドル・デュマなどに愛されてきました。この店の名前を冠した「ビチェリン」というチョコレート・ドリンクも人気で(私もこのチョコレートドリンクのファンの一人です)、ヘミングウェイは「『世界で残すべき100の物』の一つに選ばれた」と記したほどだといわれています。
そんな歴史あるカフェ、ビチェリンが作る「バーチ・ディ・ダーマ」は、やはり見逃せないお菓子です。一口サイズでつまみやすく、甘いものが苦手な方にも召し上がって頂けそうなお味の焼き菓子で、日持ちもよく、パッケージングを含め高級感があり、そして”貴婦人のキス”というストーリーまで楽しめる、トータルで高水準なスイーツではないでしょうか。2016年のG7伊勢志摩サミットにおいて、日本政府から各国首脳へのおもてなしの一環として提供されたというのもうなずけます。
自分自身のための素敵なお茶タイム用としてはもちろんの事、ギフト用としても、ぜひお勧めしたいスイーツです。
価格:25個入り/5,400円 15個入り/3,974円 6個入り/1,620円
※価格は全て税込
※掲載情報は 2018/11/25 時点のものとなります。
サロン道(C)研究家
ローズ麻生育子
有限会社ハッピーキューブス代表、サロネーゼカフェ(C)プロデューサー。
東京・世田谷生まれ。
青山学院大学フランス文学科卒業後、ラフォーレ・ミュージアムの企画室にて、コーディネーターとして、アートを中心としたイベントの企画、運営に携わる。
その後、子育ての傍ら京都造形芸術大学建築学科で学び、2級建築士の資格を取得。
2006年に起業後は女性のキャリア・生き方をサポートするイベントやセミナーの企画運営、企業のPR&ブランディングなども手がける。
2012年、3月6日を自宅を活用して教室などを開く女性(=サロネーゼ)を応援する「サロネーゼの日」として記念日に制定し、サロネーゼのコミュニティ「サロネーゼカフェ@」の運営を開始。