ぽん菓子が、なんと蕎麦の実で! 福島は会津の「そばぽん」

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ぽん菓子は米だけにあらず。蕎麦の実でもOKだった

ぽん菓子が、なんと蕎麦の実で! 福島は会津の「そばぽん」

小さい頃から大好きなお菓子があります。それが、ぽん菓子。ご存知でしょうか?駄菓子屋さんとかスーパーの駄菓子コーナーにあるやつ。米などに圧力をかけて膨張させた商品。にんじんの形をしたポリエステルの包装袋に入っているタイプが好きで、小学生の頃からずっと食べ続けています(汗)。実は、ぽん菓子って歴史が古く、1901年にアメリカのミネソタ大学のアレクサンダー・ピアース・アンダーソン研究員が発見したもので、それを固めたタイプのぽんせんべいは日本陸軍の携帯食になっていたりと、凄い商品だったりします。で、僕はずっとぽん菓子は米だと思っていたのですが、なんと蕎麦の実で作られた商品が福島県の会津地方にありました。それが「そばぽん」。

ひかえめな大きさ&蕎麦風味、そして優しい甘じょっぱさ

ぽん菓子が、なんと蕎麦の実で! 福島は会津の「そばぽん」

製造販売しているのは猪苗代町の志賀米店。蕎麦の実でもできるんだ!と目からウロコ状態です。それは巷の人々もそうだったらしく、2012年のふくしまおいしい大賞優秀賞の受賞商品です。作り方は米と同様みたい。砂糖とはちみつ、水飴、塩を合わせて圧力をかけて膨張させています。でも、それが蕎麦の実。しかも会津産100%です。従来から会津地方は「水そば」とか「山都そば」などと言われてご当地そば処だったりしますので、蕎麦の生産も盛んなので、まさに地元にもぴったりの商品と言えましょう。そして、肝心の味ですが、米よりも小粒なのでふんわり感は少ないですが、それでも蕎麦特有の風味とともにふわっとした食感が楽しめて面白いです。味付けも控えめなので、最初は薄味に感じますが、いただくうちに次第に優しい甘みとちょっとしたしょっぱさが。馴染みのあるぽん菓子に似た分かりやすさと、独特のオリジナリティで、手土産にうってつけです!

 

店舗名:志賀米店
住所:福島県耶耶麻郡猪苗代町関都字穂成1255

そばぽん

志賀米店 住所:福島県耶耶麻郡猪苗代町関都字穂成1255

※掲載情報は 2018/11/22 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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