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ワイングラスで香りと繊細な泡を楽しむROCOCO Tokyo WHITE
先日、グルメ師匠の友人に頂いたのがROCOCO Tokyo WHITEとの出会い。とても素敵なデザインの瓶だったので、わ~嬉しいです!と言いながらも、実はあまりビールが得意でない私。強めの炭酸でお腹がいっぱいになってしまうし、苦みがお料理の味に合わないこともあるので、敬遠がちでした。でも師匠のおすすめだから、もしかして美味しいのかも、と、アドバイスに従ってワイングラスに入れて頂いてみました。
するとその香りに先ずはびっくり。爽やかでフルーティーな香りが広がります。滑らかできめ細かい泡とともに口に含むと、クリーミーな泡とほのかな甘さとビターな味わいが相まって、とても旨味があるのにすっきりクリアな品の良いお味が優しく腔内を満たします。優しい泡と上品な旨味なので、今まで合わせるのが難しかった繊細な懐石料理や、構成が複雑なお味のフレンチにも相性が良いのです。早速に気に入って調べてみると、製造・販売をされているメゾン・ロココ株式会社は、2017 年1月に設立という若い会社さん。ニューヨークから来た2名の投資銀行家と、東京出身の日本人マーケッター1名が創業されたというおもしろい生い立ちのメーカーさんです。それが実はこのROCOCO Tokyo WHITEの美味しさに繋がっているように思うのです。
まったく異業種から入られて、イチから作り上げたからこその新しいビールの味わい、洗練の美しい澄んだお味なのでしょうか。ヴァイツェン酵母、小麦麦芽、ノーブルホップなど、すべて伝統的な厳選された原料と富士山の伏流水のみを使用して、アメリカ カリフォ ルニア州で30年以上ビールのレシピ 開発に携わってきたパティノ博士とともに、ミニマリズムをモットーとして作られているとのこと。
是非ぜひ、ビールが苦手な方に味わって頂きたいです。現在は一般販売はされておらず、こだわりの有るミシュラン星付きレストラン、Esquiseeさん、L’Effervescencさん、Florilageさん 、SUGALABOさん、銀座しのはらさん、虎白さん、などで頂くことが出来ます。洗練を極めた上品なビール、是非お試し下さい。
※掲載情報は 2018/11/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
田中伶子クッキングスクール校長
中村奈津子
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。BSフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ZIP!」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず~50年の名門料理教室のベストレシピ150」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。