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香港には、海の上で暮らす「蛋民」がいます。船で生まれ住み、一生をそこでおくる漁民です。彼らは水上で漁業、水運、商業などで生計を立てています。1940年代には人口165万人の香港で、15万人の「蛋民」がいたと推測されていますが、経済が豊かになるにつれて地上で生活をする人が増え、香港の水上生活はすでに過去のものとなりつつあります。
現在、香港に残る水上家屋にはおよそ二種類の形態があります。ひとつは家族が住み、自走している漁をするいわゆる木造家船の発展型で、いまはどの船もエンジンを積んでいます。もうひとつはエンジンを積まず、電気や水道のインフラが整った台風除けの防波堤で定住する人々です。
彼らは今まで、香港の漁業を支えてきました。そして彼らが作る料理は「避風塘料理」と呼ばれ魚介類をふんだんに使用した、スパイシーな味付けなのが特徴です。香港で避風塘料理の第一人者として知られる名店「喜記(ヘイゲイ)」の廖傳喜シェフは、1980年代に陸にあがり屋台から営業をスタートさせました。看板メニューである身の詰まったマッドクラブ、歯応えのあるイカ、大ぶりなあさりなどをふんだんに使用してスパイシーな味付けにした料理は瞬く間に香港で評判となりました。今では香港のスターや日本の芸能人も「喜記(ヘイゲイ)」を訪れます。
2017年には銀座で「喜記(ヘイゲイ)」がオープン。中華料理とは一線を画す新しい味覚を発見できるはずです。料理はもちろんですが、おすすめはレストランの味を自宅でも簡単に再現できる特製のガーリックスパイスです。
名物のマッドクラブのチリガーリック炒めや焼きそばのチリガーリック風味などに使用しています。さまざまな料理の味付けにおすすめです。
※掲載情報は 2018/11/04 時点のものとなります。
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キュレーター情報
政府観光局
香港政府観光局
香港は、日本から約4時間半、時差もたったの1時間で、週末や連休を利用して気軽に遊びにいくことのできる旅行先です。コンパクトな都市ですが、14,000店以上のレストランがあり、街全体がグルメ地区とも言えます。
東洋と西洋が交わる独特の文化を持つこの都市では、街歩きや名所などへの観光、グルメ、ショッピングなど旅行の「楽しい!」がすべて詰まっています。また、風水的にも気の流れが良いとされる場所が多いのも特徴。
香港へ行って、運気も気分もアガる!そんな「アガる!香港」をご紹介いたします。