7つのスパイスが和食を変える！一度は使うべき調味料「ラスハヌート」

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株式会社キュウプロジェクト代表

佐藤幸二

ポルトガル料理店の店主です。

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僕が最も尊敬する人物のひとりでもある「ワインダイヤモンズ」のジェネラルマネージャーの尾崎裕さん。いつも美味しいワインや食べたことのない食材やスパイスを教えてくれます。尾崎さんが最近ハマっていると言って持ってきてくださったのが「ラスハヌート」というミックススパイス。7種類のスパイスが調合されていて、モロッコやチュニジアでよく使われるものだそうです。

何にでも合うとの事でしたので、早速、レタス、きゅうり、トマト、ミックスナッツやチーズを入れて「ラスハヌート」で味付けして食べてみました。ただのサラダですが、このスパイスがとても複雑な風味を作り出し、今まで食べたことがないサラダとなりました。このスパイスは、料理の想像力をかきたててくれます。肉や魚はもちろん、和食でも煮物系の料理は特に使えるはず。

僕もシーズニングをブレンドして販売していたので、ブレンドの難しさはとてもよく分かります。スパイスを調合すると、時にひとつひとつが主張しすぎて全くまとまりのない味になることがあります。特に7種類も混ぜたらより難しいはずなのに、「ラスハヌート」はきちんとひとつにまとまってくれます。
日本語に直訳すると「店一番」という意味で、これは店主がお客さんを納得させるために作ったミックススパイスとの事です。その名前にふさわしい事は、食べたら分かると思います。これは、日本でもいつの日か人気に火がつくスパイスです。