世界で12ヶ所でしか作られない!修道院でつくるトラピスト・ビール

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世界中でわずか12ヶ所でしか作られない希少な「トラピストビール」。驚かれるかもしれませんが、このビールは修道院の中で作られています。中世ヨーロッパでは、飲料に適した水を確保することが難しく、その代用となるビールやワインが修道院でつくられました。そして今なお、その厳格な規則を守って作られるのが「トラピストビール」です。ベルギーには世界中で最も多い6ヶ所の醸造所があります。その中でも「オルヴァル」はトラピストビールの最高峰のひとつと言われています。

世界で12ヶ所でしか作られない!修道院でつくるトラピスト・ビール

1931年に醸造所が建てられ、その当時革新的だった「ドライホッピング」と呼ばれる、ビールの熟成段階で新鮮なホップを投入する技術を使って、フルーティーな香りと癖になる苦味を生み出すことに成功しました。美しいダークブラウンのビールは飲む人を虜にしてきました。また、ユニークな瓶の形状やグラスも1930年代からデザインを変更していません。

 

ラベルの指輪をくわえた鱒の絵も特徴的です。これは「マチルド伝説」に由来するもので、その昔イタリアのマチルド伯爵夫人がこの地を訪れた時、池に亡き夫の形見である指輪を落としてしまったそうです。婦人は聖母マリアに指輪を取り戻したいと祈ったところ、一匹の鱒が指輪をくわえ、池から顔を出したそうです。そして、マチルド夫人はここに修道院を建設することに決めたのが「オルヴァル」のはじまりっだったそうです。

 

製法、味、デザイン、ラベルすべてに物語がある「オルヴァル」。昔ながらの味を愉しみながら1930年にタイムスリップしてみませんか。

※掲載情報は 2018/10/23 時点のものとなります。

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ベルギー・ワロン地域政府AWEX

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ベルギー南部にひろがるワロン地域は自然豊かな食の宝庫です。広く知られるワッフルやチョコレートの他、さまざまな飲食物をお楽しみいただけます。
ベルギーと言えば「ビール」が一番に思い浮かぶ方は多いのではないでしょうか。世界で6か所しかないトラピストビール醸造所のうちオルヴァル、シメイ、ロッシュフォールの3か所がワロン地域にあります。
名物のベルギー風ミートボールやウサギのビール煮、初夏から初秋の季節限定で味わえるザリガニ料理などは見逃せない当地のグルメです。秋にはジビエに代表されるスローフードが楽しめるのも、ワロン地域の大きな魅力の一つです。
また、南部にあるアルデンヌの深い森に覆われた丘陵地帯には、世界で一番小さな町で、美食の町としても有名なデュルビュイがあります。この地方で作られたハムやサラミ、アルデンヌ・バター、そして産地でしか味わえない生フォアグラなど、地元の食材で作られた料理はまさしく絶品!その他、エルヴェチーズ、リエージュ風サラダなど、都市・地域名が付いた地域密着のグルメ品が数多くあります。
知られざる美食の地ワロン。皆様に「食」にまつわるワロンの逸品をご紹介します。

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