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100万人が見る長岡花火のパイ
新潟は花火王国だ。信濃川に広がる長岡の花火大会、日本一の4尺玉の上がる片貝花火大会、海面に扇のように広がる柏崎花火。プロポーズや結婚式、還暦祝いに、一回忌など、なにかの節目に花火を自分たちで上げる風習がある。大きな花火大会がある所には、花火貯金があるくらいだ。花火に並ならぬ情熱と思い入れがあるのが新潟県民だ。
スケールの大きさで言ったら、長岡花火が一番かも知れない。毎年、8月の2、3日の2日間に100万人がやってくる。駅はヒトで溢れ、新幹線ホームになかなかたどり着けない。一年で一番人口が密集するのがこの日なのだ。
もともとは、長岡大空襲の鎮魂と平和への願いを込めた花火大会だったが、信濃川に広がるパノラマの花火のスケールが話題を呼び、今や、世界からインスタグラマーがやってくるイベントとなっている。画伯、山下清の「長岡花火」はパノラマを上手く表現し、有名となった。その長岡花火のパイがある。
赤い箱の中には
個包装された厚手のパイ。開けてみると
大輪の花、3尺玉をイメージしたパイ。放射線状に広がるパイ層が、花火の星の様だ。クラニュー糖が輝きにさえ見えてくる。サクッ、ではなく、カリッとする、しっかり系のパイである。
口の中で噛み砕く音が、長岡のスターマインのように連打で響く。食べていて楽しくなる。この記事がアップされる前日、10月24日には長岡花火のことが放送されていた。
時期は過ぎたが、少し物寂しくなった頃に、花火を思い出にするには丁度いい。花火を思いながら、パイを砕いて、口内スターマイン。長岡花火のクライマックスに流れるジュピターを聞きながら、花火パイで一人花火大会。口蓋から脳への振動が身体を夏にしてくれそうだ。新潟県長岡市の花火大会。一生に一度は見て頂きたい絶景。四季を通じて場所を問わず、花火に浸れる長岡花火パイ。
長岡土産を頂きながら、来年の花火見物の計画を練ってみてはいかがだろう?秋冬期限定のホワイトチョコレートコーティングの長岡花火パイもあるらしい……
これも気になる。一生に一度は見たい絶景、長岡花火。来年こそ、是非。
待ちしています。
※掲載情報は 2018/10/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
タレント・新潟食料農業大学客員教授
大桃美代子
地域活性イベントも各地で行ってきたタレントとして、ニュースをはじめ、料理、クイズ、バラエティ、情報番組と、幅広い分野で活躍。 韓流にはまり、韓国に語学留学をするほど韓国好き。訪問回数も非常に多く、映画・ドラマ・文化・観光名所だけでなくグルメからパワースポットまで幅広い韓国情報通。 「阪神・淡路大震災」は大阪滞在中に、「中越地震」を新潟県魚沼市の実家に帰省中に被災し、災害と復興について考えるきっかけに。風化させないことをテーマに情報発信や、復興の為の地域活性化にも携わる。雑穀エキスパート、ジュニア・野菜ソムリエ、おさかなマイスター・アドバイザーの資格を取得するなど食育や農業に関心が高く、地元の新潟にて古代米作りもする。『桃米』として販売中。 地域活性化に取り組む団体を支援するため全国地方新聞と共同通信が設けた『地域再生大賞』選考委員を務め、各地の取組みを視察。様々な地域での取組みを紹介する講演が好評を得ている。そのほか『リアル桃太郎電鉄』、『熊本ワイチャ会議』…など、地域活性イベントも各地で行ってきた。