モダン・イタリアン 目から鱗のバルサミコ「Ottimo・Orange」

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「バルサミコ」って聞いたら、みなさんどの様なものを思い浮かべますか?
バルサミコといえば、イタリア北部に位置するモデナ地方で11世紀頃から生産されている伝統的な調味料で、ワインとぶどう果汁を木の樽で熟成させたものを指しますが、日本で一般的に「バルサミコ」として認識されているものって、どれもチョコレートのような色で、粘度が高く、甘くて薫り高いものだと思います。しかし、今回私が出会ったバルサミコはその概念を覆すもので、まさに目から鱗の出会いでした。

モダン・イタリアン 目から鱗のバルサミコ「Ottimo・Orange」

そのバルサミコとは、「Ottimo Orange(オッティモ オレンジ)」。
オリーブオイルソムリエの阪田友也氏とお仕事をご一緒した際に教えていただいたのですが、これは、トレッビアーノ・スパジーナという白ブドウとオレンジの果汁をブレンドし、職人がオーク樽で5年間かけて熟成させたものだそうです。

 

そもそもバルサミコにオレンジ果汁を使うんだ……!!ということも衝撃だったのですが、一番衝撃だったのは、その味わいと芳醇な香りでした。少しとろりとした琥珀色の液体は、このバルサミコがすごく特別なものだということを表しているようでした。ぺろりと舐めると、濃厚なんだけれどもしつこくないやわらかい甘味が口いっぱいに広がり、そして熟成感のあるオレンジとぶどうの香りが鼻孔をくすぐります。
この日は、お料理に使ったのではなく、炭酸水で割って飲ませていただいたのですが、またこのドリンクの美味しいこと!炭酸水で割ったことによって爽快感が加わるのはもちろん、香りがぶわっと広がり、そこに自然な甘さが加わって、ごくごくと飲めてしまいます。
(ちなみに、私はこの日を境に毎日のように愛飲しております)

 

 もちろんお料理にもバッチリで、柑橘系の味わいがあるので魚介類にはもちろん、牛肉や豚肉、チーズとの相性が抜群です。また、バターと醤油と合わせて作ったソースはこれまた絶品です。

モダン・イタリアン 目から鱗のバルサミコ「Ottimo・Orange」

阪田さんは、マイスターによる徹底した管理や熟練の技、品質の高さなど、そしてご夫婦での思い出など、さまざまな要因からこのバルサミコ「Ottimo」に惚れこんで、自分の会社での取扱いを開始。今回ご紹介した「オッティモ・オレンジ」以外にも、ランブルスコ・グラスパロッサ(赤ぶどう)とトレッビアーノ・スパジーナ(白ぶどう)をブレンドしてオーク樽で8年間熟成させた「オッティモ・ブラック・リゼルバ」、トレッビアーノ・スパジーナ(白ぶどう)のみをトリネコ材の木樽で8年間熟成させた「オッティモ・ホワイト・リゼルバ」、それぞれの6年間熟成ものなども取り揃えていて、ついつい目移りがしてしまいます。熟成年数によって、風味もまた異なるため、8年ものと6年ものではまた違う楽しみ方があります。

 

 いろんな楽しみ方ができるこだわりのバルサミコ「Ottimo」シリーズ。オリーブオイルはもちろん、醤油やわさびなどの和の調味料との相性も良いので、ぜひいろいろ試してみてくださいね。


製造者:株式会社グルメ・リパブリック
住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-22-43 新宿JECビル6F
電話:03-6629-8530
FAX:03-5337-5651

※掲載情報は 2018/09/06 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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