バターの香りがたまらない成城の老舗のお菓子屋『成城アルプス』の焼き菓子

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バターの香りがたまらない成城の老舗のお菓子屋『成城アルプス』の焼き菓子

バターの香りがたまらない成城の老舗のお菓子屋『成城アルプス』の焼き菓子

子供の頃、『成城アルプス』のお菓子は特別な物でした。緑多く桜並木の美しい街である成城の『アルプス』は、まだあまりケーキ屋さんが数多くない時代にとっても楽しみな日でケーキでした。成城に住んでいらっしゃる方からのお土産は必ずこちらでした。東郷青児の絵が包装紙のケーキ屋さんは都内でも何店かありますが、『アルプス』も東郷青児の作品が画かれています、子供心に何だか、家の近くのケーキ屋さんとは違うんだ……と感じていました。
私はアルプスのシュークリームが大好きでした。またアルプスのポロボロンを初めて見た時の驚きとこれを口にした時焼き菓子の感激は今でも覚えています。口に入れた瞬間、今までよくホロホロと崩れ、粉になって広がります。粉糖の甘さとシナモンの香りが口の中で広がってきました。手で持つと崩れそうなお菓子。一つずつ包まれていてなんて可愛いお菓子かと!現在のパティシエは2代目で先代の息子さんが継いでいらっしゃるそうです。『アルプス』のケーキと言えばバタークリームですね、今でもその伝統の味を守っていらっしゃるようですね。
今日久しぶりにお土産に『アルプス』の焼き菓子をいただきました。
創業は1965年だそうです、50年以上あの成城の駅前にあるんだな……と懐かしさで一杯な気持ちになりました。焼き菓子は紺の包装紙に東郷青児の絵です。これを見ただけでワクワクしてきました。マドレーヌとガレットブルトンヌが入っていました。バターたっぷりのガレットブルトンヌは大好きなお菓子。サクッとして食べるとホロホロっと崩れていく焼き菓子。『アルプス』のガレットブルトンヌは油っぽくなく、大きさもちょうど食べやすいサイズです。お土産にこの包装紙を見たら懐かしいと言う声が聞こそうですね。

バターの香りがたまらない成城の老舗のお菓子屋『成城アルプス』の焼き菓子

※掲載情報は 2018/08/23 時点のものとなります。

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キュレーター情報

山田玲子

料理家 salon de R主宰

山田玲子

1995年~浜田山の自宅にて料理教室「Salon de R」を主宰。 小学生の国際交流の活動を通じ、食する事は人の輪なり・・と感じ「美味しい料理はあなたを想う温かい心から」をコンセプトに。 マダムなおうちごはんを大笑いの中、無理なく楽しく大胆に調理!お料理とともにおもてなしのコーディネートから笑いの心意気まで伝授いたします。国内はもとより、NYやヒューストン、スペイン、韓国、シンガポールなど、海外でもレッスンを開催。各地で食を通じて人々と交流を深めている中で「食は一番身近な外交」であると実感。企業の料理教室講師や、食品会社のレシピ開発やケータリング、各種イベントや 食とコミュニケーションなどのタイトルで講演会も多く開催。
2002年家庭画報「とっておきのおかず大賞」審査委員特別賞受賞
著書として
「おにぎりレシピ101」英訳付き ポット出版
「サラダBowlレシピ」大和書房

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