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新潟はお米だけじゃない!それを伝えてくれる『丸屋本店』のお菓子
新潟は、山あり川あり、お米あり!なので、お米のイメージを持たれてる方が多いと思います。
大自然の中であるからこそ、水がおいしい、空気がおいしい、そこで育つ食物がおいしい!のです。
そんな新潟の食物を、優美な和菓子に取り入れているのが、地元新潟で人気の菓屋『丸屋本店』です。
明治11年に開業され、創業140年という歴史があり、そして伝統と革新が織りなす銘菓が並ぶ『丸屋本店』さんの中から、 私のお気に入り3種をご紹介します。
幻の枝豆「さかな豆」という品種を使用した「越後のえだまめ餅」
こちらは 枝豆をつぶして白餡とまぜたものを求肥で包んでいます。
幻の枝豆「さかな豆」という品種を使用しているので、香りも色も綺麗で、完成度は非常に高いお餅です。
柔らかくて口に含んだ瞬間、豆の香りが広がり、風味は枝豆そのもの。
ちなみに、新潟県民、枝豆も大人気なんですよ。
枝豆を山盛り食べる習慣のある新潟県民にしてみたら、柔らかいお餅と、枝豆の風味で、口の中に幸せが広がります。
新潟産の洋梨をつかった「越後の梨羹」
「梨の羊羹」と思って食べてみると衝撃が走ります。
これはもはや、羊羹ではないのです!
見ているのと、実際食べてみるのと、とにかくギャップが激しいのがこの「梨羹」。
香りがよく 糖度が高く果肉は滑らかでゼリーのようでもあり全く違う不思議な「梨羹」。
「梨羹」と書きますが、梨であり梨ではない 洋ナシの一種、「ル・レクチェ」なのです。
ル・レクチェの生産量は新潟県が1位なのですよ。
ちなみにこの梨羹の美味しい食べ方、お店の方に教えていただいたのが、「冷凍して少し解凍してから食べると美味しいですよ」とのこと!
実際に試してみましたが、本当においしくいただくことができ、おすすめできる食べ方です。
新潟産の洋梨と白餡を上品にあしらった「貴婦人」
そして最後に「貴婦人」
貴婦人は「ル・レクチェ」を少量の白餡と丁寧に炊き合わせ、47度の温度でじっくりと丸2日間乾燥させてできあがる、上品なお菓子です。実は「ル・レクチェ」は別名「貴婦人」と呼ばれている品種。その名をそのまま和菓子の名前にしている「ル・レクチェ」らしさを表現した和菓子が「貴婦人」なのですね。
珈琲でも紅茶でもお抹茶でも、なんにでもよく合う『丸屋本店』さんのお菓子、越後のおいしさを理解しているからこそできる技、是非お召し上がりくださいませ。
※掲載情報は 2018/08/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
歌手・女優・元宝塚歌劇団月組組長
越乃リュウ
1993年 宝塚歌劇団入団
2008年 宝塚史上最年少で月組組長に就任
2013年 宝塚歌劇団退団
退団後は、150周年スイス日本友好記念行事公式開会式にて日本とスイスの国歌独唱
カンヌにてモナコ公国アルベール2世大公主主催パーティーでパフォーマンス
京都・上賀茂神社式年遷宮一周年奉納イベント「百花繚乱」をプロデュース
写真展「SPIELER」を東京、京都、新潟の三都市で開催
りゅーとぴあコンサートホールにてクリスマスソロコンサート
芸能生活25周年リサイタル「瀏覇」をGINZA SIX 観世能楽堂で上演
「第34回国民文化祭・にいがた2019」天皇皇后両陛下ご臨席の開会式で 世阿弥、上杉謙信、良寛を演じる
舞台「エリザベートTAKARAZUKA 25周年スペシャル・ガラ・コンサート」出演
日本テレビ「news every.」にナレーターとして出演中
婦人公論.jpでタカラヅカ「元組長の部屋」連載中
2016年より新潟市西区のPR大使に就任。
ソロコンサート、ディナーショーをはじめ、ナレーター、フォトグラファーなど、 表現者として新たな活動の場を広げている。