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ラグジュアリーなテリーヌショコラ
福岡を訪問する際に利用率の高いホテルが「グランド ハイアット 福岡」。人気のキャナルシティに位置する福岡を代表するラグジュアリーホテルだ。キャナルシティに飲食店は多く、中州にも隣接することから気軽にご当地グルメを楽しめるが、ロビーに隣接する『ザ マーケット エフ』が登場してからはホテルで食事をすることも多くなった。
ライブキッチンを中心とした躍動感溢れるダイニングでは、福岡のご当地食材をグリル料理で堪能することができる。ソムリエによるワインセレクトも秀逸。そんなグルメを満喫できるダイニングであるが、もうひとつの楽しみが『ザ マーケット エフ ペストリー&ベーカリーショップ』だ。『ザ マーケット エフ』のエントランス横に位置、スタンディングのカフェスペースと一体化したショップで、パンやケーキなどがショーウィンドウに並ぶ。
そんなショップのハッピーなニュースが飛び込んできた。ランチのデザートとして人気を集めている「テリーヌショコラ」のテイクアウト販売が開始されたのだ。グランド ハイアット 福岡の「テリーヌショコラ」といえば、ビターで濃厚な味わいとなめらかなくちどけが楽しめる、大人のデザート。
チョコレートは、フランス・ヴァローナ社の3種のチョコレートを使用。カカオの風味とバニラの香り豊かなミルクチョコレート「ジヴァラ・ラクテ」、カカオ本来の味と香りの表現にこだわった「クール・ド・グアナラ」、爽やかさと酸味が特徴のブラックチョコレート「マンジャリ」の3種を独自の配合でブレンドした。
付属の「またいちの塩」を少量つけて食すと、チョコレートの甘さと美味しさが際立つ。「またいちの塩」とは、昔ながらの塩づくりをしている福岡県糸島の製塩所『工房とったん』で作られる海の恵みたっぷりの炊塩。玄界灘の海水を立体塩田で濃縮させ、大小二つの釜で三日間じっくり炊き上げたあと杉樽で寝かせてできるこだわりの塩だ。
ご当地の素材を見事な調理で楽しませてくれる『ザ マーケット エフ』。テイクアウトショコラの塩までご当地だ。地元の人々に人気博する定番ショコラであるが、こんなところにも旅の楽しさを発見できるのは旅人にとっても嬉しい。
※掲載情報は 2018/05/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。