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九州 博多でユニークなようかんを見つけました。
その名も 運が良くなる縁起菓子の「運盛ようかん」
「ン」のつく音が入ったオレンジ、アーモンド、レモン、レーズン、パインなどの素材を使った白あんをベースに、ホワイトチョコレートを練りこんだホワイトチョコ羊羹と、ジンジャー、マロン、マンゴー、ピカンナッツ、いよかんなどの素材を使ったダークチョコレートを練りこんだダークチョコ羊羹の2種類です。
日本古来から行われてきた縁起担ぎの運盛りは、大根、れんこん、にんじんなど「ん」の音がつく、季節の野菜を盛って「運」を頂くというもの。
テーブルコーディネートの日本の歳時記についてのレッスンの時にはいつも節句の説明からしているのですが、節句の際の「払い」の儀式と、感謝を込めて行う「盛物」の説明をさせていただきます。
そして最後に、お越しくださいました生徒さんの運が上がりますようにと「運盛」の話をしています。
皆さま、ご存じない方が多いようで、「運盛」ってなんですか?と興味を持ってお尋ねになります。
本来なら、磁場の季節の野菜を盛るのですが、この「運盛」ようかんの現代らしい発想に、思わず笑顔になって手にとってしまいました。
次のレッスンの終わりには、「運盛」の説明をしながら、この羊羹をお出ししようと思います。
こちらのお菓子店は、元々は、8種類の「ん」がつく野菜餡の「運盛饅頭」がメインだそうですが、他にも色々な縁起菓子がありました
今日は博多の講座が終わって、熊本の黒川温泉へ。
旅館でちょっとおつまみにと、「麩のよかラスク」も購入しました。
博多では運の良い時に使われる「ふのよか」という方言と、お麩をかけたネーミングです。手にしたのはお麩を焼き上げた「麩のよかラスク」の黒胡椒チーズ。
温泉上がりのシャンパンと一緒に! 濃いチーズ味がお酒によく合います。
うんと運が良くなりそうな感じです。
九州のお土産にも良いですね。
※掲載情報は 2018/05/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フラワー&テーブルコーディネーター
鬼頭郁子
「旬を取り入れた花とテーブルの教室」は、少人数制のレッスンで着実に実力が向上すると、主婦からプロまで幅広く支持され、全国から生徒さんが通う。サロン主宰やスペシャリストを目指す方も多く、多数の教室主宰者を輩出、その育成やサポートにも力を入れる。教室運営のほか、トップブランドのコーディネートやプロモーションに関わるなど、多くの企業の花や食文化に関するセミナーをおこなっている。2014年、銀座5丁目にライフスタイルを彩るテーブルウェアなどの、セレクトショップ「イザベラ コンスタンチン」をオープン。著書も多数。