繊細な職人技が作り出す名作。開発まで4年を費やした「さが錦」

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2018/05/10 公開

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繊細な職人技が作り出す名作。開発まで4年を費やした「さが錦」

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気品のある美術工芸品をモチーフにした逸品

九州は、長崎県生まれ佐賀県育ちの私ですが、東京生活も随分と長くなりました。
東京の水、空気、そして、酒が、合っていたのでしょうか(笑)。
早40年の歳月が、経ってしまいした。
我が第二の故郷、東京。

 

佐賀は、ご縁が深い愛する場所であり、幼い頃の思い出がいっぱいつまった我が第一の故郷です。
料理に目覚めたのも、幼い頃で、九州という土地柄もあってか、「男子厨房に入らず、台所は女の城」の時代に自由に台所に入れてくれた両親には、いまでも感謝の気持ちでいっぱいです。私の仕事の原点は、そこにあります。

繊細な職人技が作り出す名作。開発まで4年を費やした「さが錦」

さて、今回の私の紹介する逸品は、故郷佐賀では、知らない人はいない佐賀の銘菓、『村岡屋』の「さが錦」です。九州の銘菓として、多くのファンの方に支持されています。
佐賀に住んでいる頃にも、祖母、両親、家族で一緒に食べたことや美味しかった記憶が鮮明に残っています。まさに、懐かしい味の記憶です。
いまでも変わらない味、香りと美味しさが、口の中にひろがります。

 

佐賀錦とは、肥前国鹿島藩の御殿女中に受け継がれた織物で、金箔を漆で和紙に張り、細かく切った箔糸を経糸とし、絹糸を緯糸にするのが特徴です。
針と竹べらで絹糸を織り込んでいく、気品ある華やかさと和紙を使った独特の風合いを持ち合わせています。
この美しく絢爛豪華で気品のある美術工芸品である佐賀錦をイメージして商品化されたのが、「さが錦」。
商品開発まで実に4年の歳月を費やしたという銘菓です。
焼き上げられたきめ細かいバウムクーヘンは、独特の方法で一層ずつ丁寧に、織物を織るが如く幾重にも重ねられていきます。

繊細な職人技が作り出す名作。開発まで4年を費やした「さが錦」

山芋を練り込み小豆や栗を懐に抱くその佇まいから浮島と呼ばれる生地に、バウムクーヘンを繋ぎ合わせて作られた和洋折衷のお菓子。和と洋のコラボレーション。
作業は、二人の職人が呼吸をあわせて一気に貼り合わせます。繊細な手作業が日々繰り返されているそうです。
和洋が織り成す美味しさが、ここにあります。まさに和菓子の浮島と洋菓子のバウムクーヘンの協演から生まれた美味しさです。
誕生して、40有余年、いまでは、そんなコラボのお菓子はたくさんありますが、その当時にしては、画期的な発想だと思います。

繊細な職人技が作り出す名作。開発まで4年を費やした「さが錦」

私のオススメは、抹茶味。ひとつひとつフィルムで包まれた個装タイプは、食べやすく日持ちもして嬉しい限り。贈り物としても、喜んでいただけるかと。
いまや、世界的に抹茶ブーム。日本人が生み出したあのグリーン色は、世界中の人たちを魅了します。
伝統の織物佐賀錦を表現したお菓子「さが錦」は、故郷の銘菓であり、故郷佐賀の誇りでもあります。
お仕事の合間のコーヒーブレイクのお供にピッタリのお菓子です。

 

故郷を愛する気持ちは、歳を重ねるたびに年々強くなってきています。いま、元気で生きていけるのも故郷があってからのこそ、感謝とともに、時に懐かしい味に心も癒されます。
皆様にも、そんな気持ちが少しでも伝わると嬉しく思います。

※掲載情報は 2018/05/10 時点のものとなります。

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キュレーター情報

マロン

フードスタイリスト

マロン

大阪あべの辻調理師専門学校を卒業し、料理研究家、インテリアスタイリストのアシスタントを経験後、1983年に日本でのフードスタイリスト第1号として独立。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、新聞、広告、イベント、講演会など、あらゆるメディアを通して美味しい料理、料理の楽しさを提案し続けている。経験を生かして、調理器具の開発にも取り組み、現在発売中の「マロンパン24cm」が人気を集めている。レストランのシェフでも、料理研究家でもない、食のエンターテイナーとしてダイナミックに躍進中。長崎県に生まれ、佐賀県唐津で育ち、東京をこよなく愛すも、故郷や地方の食材、料理を紹介。唐津大使を拝命、首都圏と故郷唐津を繋ぐ、お仕事を思索中。活躍は国内にとどまらず、海外、アジア各国でも料理教室を主宰。また、料理以外の、歌でも活躍中。

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