とろとろふんわり新食感の熊本が誇る油揚げ、南関揚げ

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油揚げをとことん水分が抜けるまで揚げると、こんなにふわとろになるとは!江戸時代から伝わる熊本の伝統食、南関揚げ

油揚げは京都贔屓な私は京都モノが一番!とずっと思っていました。ところが数年前に熊本出身の友人から南関揚げを頂いて、先入観改め、京都のお揚げさんも美味しいけど熊本の南関揚げも絶品~となって以来、自宅に切らしたことはありません。そう!南関揚げは常温で3ヶ月ほど保つのでありがたい。

とろとろふんわり新食感の熊本が誇る油揚げ、南関揚げ

なぜ長期保存が可能かというと南関揚げは豆腐を5ミリほどの厚さにスライスして、圧縮機にかけて水分を抜いたものを二度揚げにするそうからだそうです。見た目は従来の油揚げとまるで違う、大きめのぱりぱりのおせんべいのようです。初めて見たときは地味な見た目にさほど心を惹かれなく、お味噌汁にお揚げさんを切らしてしまったときに何気なく手でばりばり割って入れてみたところ、その美味しさにびっくり!

とろとろふんわり新食感の熊本が誇る油揚げ、南関揚げ

乾燥していたためか、お汁を吸った状態はとろとろふわふわになるのです。まるで飲み物のような滑らかな喉ごし!その上、お汁もたっぷり吸うのでお味がよく浸みるのも嬉しい。おお!これは新しいタイプの油揚げ~、もしかしてお稲荷さんとかにすると美味しいんじゃ?と試してみると…すっごく美味しい!

 

油抜きしてお味を含ませて酢飯を包んで頂くと、まるで溶けるような食感なのです。酢飯との馴染みもよく、優しいお味に感動!しかも南関揚げは袋状ではなく、1枚の板状なので酢飯を包みやすいのも便利。わお!素晴らしい発見!と思って、最初に頂いた熊本出身の友人に報告すると、九州では南関揚げの稲荷ずしはわりとポピュラーとのことでびっくり!

 

まだまだ日本には知らない美味しい物がたくさんあるのね~と感じ入りました。

とろとろふんわり新食感の熊本が誇る油揚げ、南関揚げ

※掲載情報は 2018/04/29 時点のものとなります。

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キュレーター情報

中村奈津子

田中伶子クッキングスクール校長

中村奈津子

日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。BSフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ZIP!」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず~50年の名門料理教室のベストレシピ150」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。

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