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野生の虎が住むバングラデシュの世界遺産、世界最大のマングローブの森で生まれた蜂蜜
世界自然遺産、バングラデシュのシュンドルボン国立公園で採取された蜂蜜です。自然遺産ですし、国立公園ですから、もちろん農薬や人の出入りすら制限された空間。それだけでもとても特別感があるのですが、それだけではありません。沖縄のブラックマングローブの花は赤いのに、こちらバングラデシュでは白いのだとか。品種が違う、とかではないそうで、不思議な現象なのだそう。
花も独特なら、この蜂蜜もかなり独特です。なにしろ、冷蔵必須。水辺に生息するマングローブの花からとれる蜜は、水分含有量が多く、常温でおいておくと発酵してしまうそうです。水分が多い、と聞くと薄そうな気がしますが、そこは全く別のお話。熱帯を感じさせる、煮詰めたプルーンのような濃密な香りが鼻に抜けていきます。甘さは水分が多いせいかそれほど強くないのに、香りや風味は濃厚、という独特な蜂蜜です。この濃い風味はブルーチーズなどと合わせるととても美味。これからの季節、かき氷などにも合いそうですよ。
※掲載情報は 2018/04/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家、編集者、コーディネイター
久保香菜子
高校生のころから京料理のお店で懐石料理を学び、同志社大学卒業後、辻調理師専門学校へ。調理師免許、フグ調理免許を取得。卒業後、出版社を経てフリーに。料理家として30冊を超える著書があるほか、レストラン、食品のメニュー開発、テーブルコーディネイト、編集など、料理分野さまざまなフィールドで活躍。サロン形式の料理教室も主宰している。