ミネラル不足の解消に!野菜のミネラル粉「菌ちゃん げんきっこ」

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キンちゃんって誰?

“キンちゃん”と聞くと、一般的にはタレントの萩本欽一さんを想像する人が多いと思います。しかしオーガニックや農業を目指す人にとって、キンちゃんといえば長崎の『大地といのちの会』の代表である吉田俊道さんの代名詞です。キンちゃんではなく「菌ちゃん」。
俊道さんは1999年から、生ごみリサイクルによる「菌ちゃん野菜作り」を保育園や小学校の校庭で指導しています。畑の土と人間のおなかは同じであると、吉田さんは話します。
土を微生物やミネラルいっぱいにすると、元気で美味しい野菜が育つ。人も同じで、おなか畑である腸を微生物とミネラルをいっぱい摂取することで、健康になれると農業を通じて体験し、伝えてきました。

生ごみリサイクルとは?

「生ごみリサイクル」の堆肥の作り方を簡単に説明します。まず生ごみを細かく刻み、ぼかしと一緒に土によく混ぜ合わせます。土を盛り上げてブルーシートやゴミ袋で覆います。約3日後にシートをめくると、表面は白カビがびっしり。土を触るとホッカイロのように温かくなっています。さらに1週間経過すると、生ゴミは分解され土に戻り、3週間で堆肥の完成。
これを使っての野菜作りを全国各地で指導されていることから、吉田さん式に作られた野菜は「菌ちゃん野菜」と呼ばれています。
俊道さんは、単に生ごみリサイクルによる野菜作りを広げたいわけではありません。菌ちゃん野菜ができるまでの過程を子供たちが体験することで、食べ残しの野菜や捨ててしまった食べ物はごみではなく、生きものなのだと知ってほしい。そう、俊道さんは話されます。生きものは、土にかえすと微生物=菌ちゃんのいのちに変わり、野菜のいのちへと繋がっていき、再び私たちのカラダに入り、生きる力の素になるのです。汚いものとして扱われる生ごみも、雑草も虫も、全ての生きものは循環の中で役割があり、要らないものはないことがわかってきます。そういう命のつながりを知る優しい子供たちが増えることで、平和な社会になるのではないか、ということが菌ちゃん野菜作りの活動に源流にあります。
日本の土壌は、海外に比べるとミネラル分が少ない痩せた土地です。そのため、野菜の栄養成分も低め。食品成分表の野菜のミネラル数値は、年々減少しています。また、外食や加工食品に使われている野菜は、何度も洗浄され水煮された下処理済みのものです。栄養価が無くなってしまった、そんな野菜でつくられた料理では、ミネラル不足は否めないというのが現代の食事情ではないでしょうか。
ミネラル豊富なサプリメントを摂取するのもひとつの手段だとは思います。
でもできれば食べ物から頂きたいのが、タカコスタイル。食べ物は太る以外の副作用のリスクは少ないと思うのです。

ミネラル不足の解消に!野菜のミネラル粉「菌ちゃん げんきっこ」

手軽に「げんきっこ」でミネラル補給

今回ご紹介するのは、俊道さんの新作「菌ちゃん げんきっこ」という一品。材料は菌ちゃん野菜を干してパウダーにしたものと、海のミネラルである昆布、長崎のあごといわし、自然塩。山のミネラルとしては干し椎茸をパウダーにしたもの。
ふりかけとしてごはんにかけてもよし。おむすびにもよし! 栄養バランスの悪い、カップ麺やスープにひとふり。パン作りにも使えます。魔法のミネラルパウダーとして手軽に補給できるところが気に入っています。この「手軽」というのが、継続のキモですね。

 

ミネラル不足の解消に!野菜のミネラル粉「菌ちゃん げんきっこ」

食べなきゃ危険!

ミネラル不足による発達障害やさまざまな生活習慣病との関係も、次第に数値化されています。『食べなきゃ、危険!―食卓はミネラル不足』(小若順一・国光美佳著/三五館)を読み、食卓のミネラル不足を実感しました。
見た目は野菜たっぷりの弁当や定食でも、水煮された野菜が使われていたらアウト!であることが実によくわかる内容でした。本当は、菌ちゃん野菜のような生命力あふれる野菜で料理をして、微生物や土のミネラルを頂くことが一番安上がりであり、健康的なのです。
そんな食生活の“いろは”までがままならない、というのが日本の農業事情です。
ここからは私の体験論でしかないのですが、1回の食事でバランスよく食べる、例えば野菜豊富なコース料理を食べると、量は少なくても満腹感があります。それはミネラルの摂取量と、満腹中枢の制御に関係があるのではないかと予想しています。いろいろなものを少しずつ食べると、食べ過ぎないということがわかります。ビールは1ケース飲めますが、みそ汁を同量は飲めません。大食い選手権で、寿司100貫、ラーメン10杯、同じものを大量に食べることはできても、バランスのよいものだと、そうはいかないと思う。つまりコース料理は3コース食べられないのです。量は食べていないのに、満腹感がある、これが正しい食事のものさし。

農業を考える大切さ

農薬や土壌洗浄、除草剤により土が痩せ、それを補うために化学肥料を使う。
農薬は害虫を駆除しますが、微生物まで全滅させてしまいます。「天候不良により野菜が高騰し、輸入野菜に頼らざるを得ないようです」、なんて報道は全くもって理解に苦しみます。
私たちは、食べもので作られています。内臓や骨や筋肉だけではないのです。
「ココロ」もセットですよ~~~。

 

菌ちゃん げんきっこ ¥600(60g)

※掲載情報は 2018/03/29 時点のものとなります。

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キュレーター情報

タカコナカムラ

料理家/フードディレクター

タカコナカムラ

山口県の割烹料理屋に生まれる。
アメリカ遊学中にWhole Food(ホールフード)に目覚める。
日本の伝統食・発酵食、乾物料理の第一人者として、数多くの商品開発や、オーガニックカフェのプロデュースに関わる。
現在、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコ・ナカムラWhole Foodスクール」を主宰。

通信講座(がくぶん)では、
「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」
「AGEフード・コーディネーター」など食と美や健康に関する講座を多数監修。

一般社団法人ホールフード協会 代表理事

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