ヌガー・モンテリマール
Seiichiro,NISHIZONO
大阪・肥後橋に2014年11月20日にオープンした「Seiichiro,NISHIZONO」さん。
オープン前から百貨店の催事等で西園誠一郎シェフの華やかなケーキに魅了されているファンは多く、これからがとっても楽しみな最新ニューオープンのお店です。
こちらでシェフがお店の顔、スペシャリテとして出していきたいと考えているのが、フランス伝統の地方菓子「ヌガー・モンテリマール」。今後カラフルに色々なフレーバーを展開していかれる予定です。
ヌガー・モンテリマールは、ローヌ・アルプ地方の南西部モンテリマールの銘菓。卵白に煮詰めたシロップとハチミツ、そして南仏名産のナッツやドライフルーツをたっぷりと加えたコンフィズリーです。
実はこのモンテリマールのヌガーと名乗るには細かい規定があり、全体量に対し28%以上のアーモンドと2%以上のピスタチオ、25%以上のハチミツを含まなければいけません。西園シェフももちろん、この規定をきちんと守りながら、製法やアーモンドの形状とロースト具合を工夫して、より歯切れ良く香ばしく仕上げています。
普通ヌガーというと、歯にくっつくようなネチッとした食感ですが、こちらのヌガーは、ザクッ、ほろっとやわらかな食感。これはシロップの煮詰め温度を通常よりも2℃下げ、さらにハチミツを多めに加え、固形ではなくスライス状のアーモンドをたっぷりと加えることで、保形はするけれどもやわらかい、このような食感が生まれるのだそう。年配の方にも、お子様にも安心の食感。アーモンドとピスタチオがたっぷりと加えらているのでナッティで香ばしく、アプリコットの酸味とドレンチェリーの香りが全体を上品にまとめ上げています。
また、こちらに使われているハチミツは、梅田のヤンマービルの上で採れた「梅田ハチミツ」というものなんですが、地産地消にもなり、いい意味でクセがなく、コク深い甘みのみをプラスしてくれています。ザクッ、ほろっという新食感のヌガー。宝石が散りばめられたようで見た目もとっても可愛いので、ちょっとした手土産にもピッタリですよ!
作り方はいたってシンプルながら、温度が最大のポイント!
まずシロップを煮詰めてミキサーにかけ、アーモンド、ピスタチオ、アプリコット、ドレンチェリーなどのフィリングを加え、さらに混ぜ合わせていきます。成型して型に入れ、常温に一日おいてからカット。断面が現れることで、地味で無骨なビジュアルが一変。キラキラと宝石のようにフィリングが煌めく、可愛いフィンガースイーツの誕生です!
オシャレなBOX入りでお取り寄せも可能なので、ちょっとした手土産に、パーティーシーンにと色々に活用できます。
今まで食べたことのない未体験スイーツに、驚かれること間違いなしです!
Seiichiro,NISHIZONO
※掲載情報は 2015/01/11 時点のものとなります。
スイーツコーディネーター
松本由紀子
スイーツコーディネーター&ライター。
一般雑誌、菓子専門誌、TV、ラジオ、webサイトと多岐にわたり、ライター&コメンテーターとしてスイーツ情報を発信。スイーツ関連メーカーのコンサルティングを務め、商品開発、コラボ商品の企画、マーケティングに携わる。スイーツ講座(定期/単発)の講師も務める。
10名のパティシエの珠玉の一品!を集約したDVD 『Sweets美術館』をプロデュース&出演。
http://www.amazon.co.jp/Sweets美術館-2012-松本由紀子/dp/B00BPJSFF2
百貨店催事やイベントをプロデュースし、「スイーツコーディネーター松本由紀子セレクション」なる冠催事を展開。
*2012年11月~:フランスフェアー@JR大阪三越伊勢丹
*2014年2月:サロン・デュ・ショコラ@JR大阪三越伊勢丹
*2015年2月:アムール・デュ・ショコラ@大阪高島屋
*2015年10月~:松本由紀子セレクション@阪急うめだ本店
ORIGINE KOBEの広報を務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-2060/