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果実の美味しさを引き出した「オリジナルジャム」が見逃せない
ブリュッセル市内にある、かつてはフィッシュマーケットで栄えたサント・カトリーヌ広場に、通りを歩いていると、ふらっと立ち寄りたくなる優しい空気にあふれた一軒のカフェがあります。一歩店内に入ると壁には様々な種類のジャムがびっしり。それもそのはず、こちらはオーガニックな素材を使ったジャム専門店『PIPAILLON(ピパヨン)』です。
店内に並ぶのは、イチゴやブルーベリー、マーマレードなどお馴染みのジャムから、チャツネやオリーブペーストまで様々な種類のスプレッド類。
店内には、カフェスペースが設けられ、コーヒーやお茶などと一緒に楽しめるスイーツも充実。オリジナルジャムと一緒にワッフルやケーキを楽しむこともできます。
オーナーを務めるカトリーヌ・ボドゥソンさんは、50歳の誕生日を迎えた時に仕事を辞め、本当に自分がやりたいと思えることを仕事に選んだと言います。ピパヨンで販売されているジャムはすべてカトリーヌさんの手作りです。
ショップの後方には、工房が隣接していて、オーガニックで栽培された果物や野菜などを原料に製造されます。1日目は砂糖に漬け、じっくりと果物の水分量を調整し、2日目は大きな銅鍋を使って、ペクチンなどを添加せず、時間をかけてジャムを仕上げていきます。自然なままのジャムを目指し、果物本来の甘味を引き出すため、加える砂糖の量も最小限。果物本来のフレッシュ感を残し、自然な甘味と酸味を引き出したバランスの良い味わいのジャムが完成します。
手作りで丁寧に作られたカトリーヌさんのジャムは多くの人から愛され、今では、ブリュッセルとパリを結ぶ特急列車「タリス」の朝食や、市内のホテルなどでも提供されています。
そんなカトリーヌさんの遊び心あふれるのが、ジャムの瓶に書かれた名前。
「ディープ・パープル?」
「イエロー・サブマリン?」
聞き覚えのある名前がならびます。お気づきの方もいらっしゃるかとおもいますが、カトリーヌさんが父親からの影響で身近だったイギリスのロックバンドの名前や曲名が付けられています。
ジャム作りの最終工程、ラベルなどを貼り付ける作業を行っている部屋には、レコードコレクションのひとつ、「ピンク・フロイド」や「ディープ・パープル」の名盤も。70年代を代表するアーティストの名曲をイメージしたオリジナルレシピには、果物にスパイスを加えたり、意外な組み合わせで新しい味を創造したりと、カトリーヌさんのアイディアに満ちています。
甘いだけじゃない、クールなエッセンスが入って完成する『ピパヨン』のオリジナルジャム。素材を生かした自然な味わいは、パンやワッフルだけではなく、前菜やメインのローストなど、肉料理や魚料理にも組み合わせて楽しめるのも魅力のひとつ。
オシャレなギフトパッケージも用意されていて、プレゼントにも最適です。淡い色合いで統一されたラベルやボックスは女性ならでは優しさあふれるデザイン。
オフィスワーカーとしてではなく、自分の選んだ道を進む「人生」を取り戻すため……。
カトリーヌさんの情熱がたっぷり詰まった美味しいジャムを求めて、ブリュッセルのジャム工房を訪ねてみませんか?
※掲載情報は 2018/03/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ブリュッセル首都圏政府貿易投資局
ベルギー・ブリュッセルへようこそ!ヨーロッパの首都でありその文化の中心にあるブリュッセルには、甘いもの好きや食通を喜ばせる美味しいものがあふれています。 ノイハウスが考案したプラリネチョコレート、芽キャベツ(英名ブラッセルスプラウト)、そしてブリュッセルの典型的なグーズ・ランビック・ビールなど。しかし、それほど知られておらず、試してみる価値のある特産品が他にもたくさんあります。
サラダや前菜、グラタンとして出されるチコリ、ストゥンプ(野菜入りマッシュポテト)、プラトキーズ(ブリュッセルのチーズ)など、名物を出すレストランも数多くあります。
街歩きをしていると、キオスクやフードトラックから、ワッフル、カラコル(巻貝)、そしてもちろんベルギー発祥の「フリッツ」と呼ばれる、いろいろなソースをつけて食べるフライドポテトのおいしそうなにおいが通りのあちこちから漂ってきます。
私達は地元生産者のプロモーションに誇りを持っており、ブリュッセルに関する魅力あふれる情報を皆様にお届けします。