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最近、スムージーはコンビニでも手軽に購入できるるようになりました。普通のジュースよりちょっとだけカラダに良さそうな気がして、少し高価なものでも買ってしまいます。
1984年頃、カリフォルニアのアナハイムで開催された「ナチュラルプロダクツEXPO」で、初めて高速ブレンダーの実演を見ました。インカムをつけたマッチョな男性が、苺と生クリーム、砂糖をブレンダーに投げ入れスイッチオン。あっという間に、ストロベリーアイスが完成。その実演をみたときの衝撃は、今でもはっきりと覚えています。私は、片言の英語で「この場で買いたい、日本に持ち帰りたい」と衝動買い。日本では電圧が違うから使えないと言われたものの、マッチョのお兄さんが変圧器を付けてくれ、私はものすごく重いそれを持ち帰ったのでした。
道路工事でも始まったような爆音は、台所に響くと思わず「うるさい~~!」と叫びたくなるほどでしたが、さすがアメリカ製のブレンダー。麦も米も一瞬でパウダーになるわ、豆腐とオイルが一瞬でマヨネーズになるわ。私は多分、誰よりも早くブレンダーを使いこなしていたと思っています。
野菜や果物が豊富なカリフォルニアのオーガニックスーパーでは、当時から小麦の若芽を搾ったジュースやスムージーがごく普通に並んでいました。
イギリス、ロンドンのコベントガーデンには『ニールズヤードレメディーズ』のカフェがあり、その店のクックブックは「ナチュラル・ホールフード・クックブック」として日本でも翻訳されていました。そのレシピのユニークさは当時の私の料理レシピに、多大な影響を与えてくれました。
▲ポイントになる道具は高性能なブレンダーです。苺と甘酒、赤パプリカを使えば、ピンクのスムージーに。可愛いですよね。
21世紀になり、世の中はオーガニック&ヘルシーブームで、私も多くのカフェのメニュープロデュースをさせて頂きました。そのなかにはスムージー専門店もあり、とにかく機能性の高いスムージーレシピを望まれることが増えていきました。
日本製のブレンダーも数多く発売され、スムージーはヘルスコンシャスな人の朝ごはんの定番となっていますね。
私の愛用しているブレンダーは、イギリス製の『DUNNETTS(ダネッツ)』です。 まず、音が比較的静か。サイレントモードを使用すれば、朝の忙しい時もイライラが激減。
タッチパネルで時間も混ぜ具合も自動調整なので、とても便利です。何よりも気に入っている機能は、ブレンダーで温かいスープが完成すること。さすがに冬の朝にスムージーは冷えますよね。スープモードにすると、8~9分でホットスープが完成するんです。
従来のマシーンでは、その熱さがややぬるめだったのですが、『ダネッツ』ではフーフーして飲める温度なのが嬉しいところです。
▲冷凍のグリーンピースと上新粉、野菜ブロスをいれてスープモードを押すだけで、グリーンピースのポタージュの出来上がり。これは凄い!
2016年にはグッドデザイン賞を受賞されているだけあって、ホワイトのボディーとタッチパネルのシャープなデザインも、キッチンの雰囲気にぴったり。調理器具はカラフルでない方が、食材の色が映える!と私は思うのです。もちろん、好みにもよりますが……。
日本のキッチン道具はカラフルなものが多すぎる気がしています。
混ぜる、砕く、なめらかにする。おいしさを生み出す調理をこの1台でこなしませんか。千葉のピーナッツを入れて回すだけで、ピーナッツバターが完成。この味を覚えると市販品は買えません。
ブレンダーを使いこなすことで、きっとあなたの食卓もワンランクアップしますよ。
価格:68,040円(税込)
※掲載情報は 2018/02/07 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/フードディレクター
タカコナカムラ
山口県の割烹料理屋に生まれる。
アメリカ遊学中にWhole Food(ホールフード)に目覚める。
日本の伝統食・発酵食、乾物料理の第一人者として、数多くの商品開発や、オーガニックカフェのプロデュースに関わる。
現在、食と暮らしと環境をまるごと学ぶ「タカコ・ナカムラWhole Foodスクール」を主宰。
通信講座(がくぶん)では、
「野菜コーディネーター」「発酵食スペシャリスト」
「AGEフード・コーディネーター」など食と美や健康に関する講座を多数監修。
一般社団法人ホールフード協会 代表理事