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チョコレートをチーズに換えて、今年は大人のバレンタインデーを楽しみませんか?!
皆さま、こんにちは。
料理研究家/食のトータルデザイナーの小野孝予です。
もうすぐバレンタインデーですね。
最近私は専らチョコレートを使ったお菓子作りに精を出していますが、いざ男性に贈るとなるとスイーツが苦手な方もいらっしゃるので、どうしようかと悩んでしまうことがあります。いっそのこと辛党の方へは、この際目先を変えてチョコレート以外の品物を選んでみたら如何でしょうか。
そんな時は見た目がまるでチョコレートにしか見えない、このラブリーなハート型のチーズ「オーガニック・ヴィンテージ・チェダー」は断然お勧めです。
クリーム色の美味しいチェダーチーズが、チョコレート色のワックスで覆われているのです。
現在チェダーチーズは、ゴーダチーズと並んで日本のスーパーやコンビニ等の乳製品コーナーに必ず置いてあると言っても過言ではないチーズです。癖がなくて食べ易く、比較的リーズナブルな為、世界中多くの国で大量に生産販売されています。しかし今回ご紹介するチェダーチーズは、日頃私達が食べ慣れているものとは異なります。
このチーズの原料は、のびのびと放牧されて農薬や化学肥料がほとんど入っていない餌を食べて健康に育った牛のミルクのみを使っています。また元々チェダーチーズの故郷はイギリスですが、このチーズもイギリス製で昔ながらの伝統的な製法を用いています。手間暇掛けて丁寧に作られ、1年以上の熟成を経た上質なオーガニックのチーズです。甘いミルクの風味が心地よく、塩気もしっかりして濃厚な味わいですが、全体的にはまろやかな印象で、滑らかな舌触りと口溶けも良いです。
このチーズの食べ方を2通りご紹介します。シンプルに可愛いハート型を活かして、冷たいうちにワックスごと薄く切ってお皿に並べます。そして小一時間室温に戻してから、食べる時に外側のワックスを外します。
次にバレンタインに私が提案する食べ方は、室温に戻って軟らかくなったチーズを、スプーンやバターナイフですくい取って、スライスしたバケットにのせます。そしてその横に、チョコレートスプレッドものせてパクリ! チェダーチーズのお味がしっかりとして濃厚なので、チョコレートと合わせても負けないです。
このチェダーチーズには、ソフトドリンクなら紅茶が合います。アルコールを合わせる時は、チーズ単体で食べるのならば、ビール、しっかりめの白ワイン、ウィスキーが良いと思います。チョコレートと一緒ならば、赤ワイン、それもアマローネのようなタイプが尚更合いそうです。
今年はチョコレートをチーズに換えて、素敵な大人なバレンタインデーを過ごしてみませんか。
※掲載情報は 2018/02/05 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/チーズプロフェショナル
小野孝予
大手航空会社キャビンアテンダントとして12年程勤務し、その後は食の世界に転身。現在は家庭料理、チーズ&ワインの教室を主宰すると共に、NPO法人チーズプロフェッショナル協会幹事を務める。外部セミナー講師、コラム執筆、レシピ考案、商品開発&プロモーション、メディア出演。昨今はSDGsの食品ロス削減、エシカル消費、アップサイクルにも繋がるちょっと新しいチーズの楽しみ方「チーズアシェット(R)」を推進中。
著書「チーズ☆マジック おいしい、みんな大好き!ごちそう家ごはん」 (清流出版)
料理教室クオリア主宰 チーズ料理研究家 シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会) ソムリエ きき酒師