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干されて、生命力が一層みなぎる野菜達！
人間がお日様にあたると気持ち良く、元気が出るように、野菜達も同じく、ぐん！と、各種栄養素が増す。春夏秋冬、その力を借りない手はない。夏は短時間で干し上がり、冬は貴重なお日様の光を体内に吸収できる。ぜひ、野菜は時々干してみて。
私が愛用しているのは、日本で手作りされた吊り下げる干し籠と、干しザル。いずれも、野菜の水分を上手く調湿しながら干してくれる、プロ仕様の日本の調理道具たち。時には葉物野菜を物干し竿にそのままひっかけて干すこともある私だが、籠やザルを使うと埃や鳥などからも守れ、要領よく干すことができる。干し上がった野菜で作る味噌汁は、旨味が増して格別の味になることは、ご想像に難くないかもしれない。
日照時間の少ないロンドンとシアトルに住む前は、陽射しの照り付けるロサンゼルスに住んでいたことも。
日本に住んでいる時よりも、お日様の存在を、それぞれの地で感じたことは言うまでもない。
日本で販売されているドライフルーツにはロサンゼルス産のものも多くある。毎日照り付ける太陽がもはや資源と感じるロサンゼルス生活をしていた時、現地でも私は野菜を干していた。そんなある日、近所のショッピングモールに、なんと、築地にあるお店の姉妹店を発見！
築地のお店は『常陸屋』。ロサンゼルスのお店は『HITACHIYA USA』。
干し籠はすでに築地店で購入していたが、ロサンゼルス生活の折、日本のものはこちらで探し求めた。また、シアトルに住んでいた時もこの店の店主に会いに行き、日本の調理器具を用立てた。
これから二回に亘って、築地とロサンゼルスで私が調達したプロ仕様の日本の調理道具を紹介したい。米国在住の方はロサンゼルスの店舗からの取り寄せもおススメ。一時帰国した時に、築地店に寄るも良し。次回の「～築地とLAで調達可能なプロ仕様調理道具～【其の弐】」は、「包丁」と「包丁研ぎ」についてを予定している。
HITACHIYA USA（米国・ロサンゼルス）
URL：https://hitachiyausa.com/
※掲載情報は 2018/01/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
書家／宇佐美本店（株）
宇佐美志都
書家・文字文化文筆家。創業明治二十九年 宇佐美本店（株）代表取締役社長、四代目。
官公庁・国連総会・企業等の書の揮毫、ＣＭ・書籍等々の書など手掛けてくる。文化勲章受章の漢字学者・白川静氏より、文字文化認定講師を拝命し、「漢字の成り立ち（白川文字学）」を規範にした、執筆や講演活動。
また、家業である宇佐美本店（養生出汁醤油・ポン酢醤油等の和調味料メーカー）の四代目としても従事。
海外生活（シアトル３年、LA２年、ロンドン１年）から得た観点と、近年では、シアトルにて妊娠・出産した事を機に、海外での日本人の健康維持管理や海外健康生活を支える食を探求。現在、鎌倉在住。滋味滋養の逸品、海外生活にも重宝する逸品、和調味料に合う逸品を御紹介します。
