寒い冬でも大評判。山形『卯月製麺』の「冷たい肉そば」

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ぬくぬくの暖かい室内で、冷たい肉そばを

寒い冬でも大評判。山形『卯月製麺』の「冷たい肉そば」

毎日、寒い日々が続きます。東京でも雪が降ったり、しかも積雪20cmになったりして、びっくりです。今年は特に寒いようで、出張で山形駅に行ったら、辺り一面、雪化粧。なのに、片道30分の道のりをテクテクと歩いたりしました。と書くと「本当に寒そう」と思われるかもしれませんが、実は山形では冬でも「冷たい肉そば」が有名です。河北町が発祥とされ、鶏だしの醤油ベースの汁に、やや太めの日本そばという組み合わせ。温かいバージョンもあるのですが、常温程度の冷たさの汁のものが定番です。夏場は冷やしラーメンが大評判な地ゆえ冷たい麺料理には慣れているとはいえ、外は雪。でも、室内は結構、温かいのです。なので、冷たいタイプも人気というわけ。

鶏スープの甘みがGOOD。親鶏の肉や白ネギがあればBEST!

寒い冬でも大評判。山形『卯月製麺』の「冷たい肉そば」

そんな「冷たい肉そば」が、気軽に家庭でも味わえる商品が各社から販売されています。僕のイチオシは『卯月製麺』の商品。まず第一に、鶏ガラスープのコクが、たまりません。そして鶏だけじゃなくて、昆布やカツオ、椎茸なども加わっていて、さらなる深みがありますね。動物系の油、植物系の油、それぞれを用いることで、優しさとパワフルさを兼ね備えた汁に仕上がっています。しかも、やや甘めの味付けになっていて、それがヤミツキの一因かも。もちろん麺も秀逸。そば粉本来の風味が楽しめ、やや太めなので食感もGOOD! 香味油がそばにまとわりつき、それとともに汁の香ばしさも一緒についてくるので、啜るごとに汁の旨みも堪能できます。ちなみに肉そばには鶏肉が載るのですが、柔らかい若鶏ではなく、噛み応えのある固い親鶏の肉を用いるのが正統派です。これは、もともと肉そばは、育ち切った親鶏の有効活用という側面もあるようで。あとは白ネギも載るのが定番。ぜひ、お部屋をとても暖かくして「冷たい肉そば」を味わってみて下さい。

※掲載情報は 2018/01/31 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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