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和テイストのホテルメイド・スイーツ
国際観光都市浅草のデラックスホテル「浅草ビューホテル」でテイクアウトできる、お正月にピッタリの和スイーツを紹介したい。
国際観光都市として近年訪日外国人観光客の増加が著しい浅草。インターナショナルな観光地なのに、下町、レトロ、グルメなど様々な顔を持つ街。そんな浅草のランドマーク的存在が「浅草ビューホテル」。デラックスホテルといえば、そこが日本であることを忘れてしまいそうなインターナショナルなテイストが溢れているものだが、浅草ビューホテルはちょっと違う。随所に「和」がある。エントランスには、浅草寺本堂落慶五十周年記念 助六由縁江戸桜 大羽子板、そしてロビーに鎮座するのが、宮本卯之助商店 御神輿師 宮本重義 三社祭の神輿だ。
浅草ビューホテルのテイクアウトグルメを見つけるのは簡単。三社祭の神輿の横に焼きたてのブレッドやスイーツ、見るからにクォリティの高そうなホテルメイドのお惣菜が並ぶパティスリー「レ・アール」がある。パティスリーを見つけるのは簡単だったが、多彩なメニューゆえセレクトは迷いに迷う。お気に入りのホテルメイドを自宅で楽しむには、しばらく通う必要がありそうだ。
そんな浅草のデラックスホテルメイドグルメから、お正月にピッタリの「浅草和三盆ろーる」(あさくさわさんぼんろーる)を紹介したい。和三盆とは、四国は香川県や徳島県などで生産される純国産の高級砂糖である。砂糖の王様ともいわれ、その独特の風味と旨味にファンが多い。
早速食してみた。見た目はクリームの存在感が圧倒的だが、食してみると意外や意外、実にあっさりしている。甘さはかなり抑えられているが、上品な旨味が凝縮されている。これが"和三盆"の実力か。生地のもっちり感にも和を感じる。生地には葛を用いているというから日本人好みの食感を意識しているのだろう。大人のスイーツともいえそう。甘さが苦手な男性にも喜ばれること請け合いだ。
ここは浅草、ここが浅草ビューホテルだからこそのホテル和スイーツ。お正月、おせちや海鮮、豪華ご馳走の後に、すっきり旨味凝縮の和スイーツタイムはいかがだろうか。
※掲載情報は 2015/01/06 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。