年が明けて最初の大きなイベントといえばバレンタインデー。本命から義理チョコまで毎年頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか。気軽に渡すならばタブレットタイプのチョコレートが便利で、今は本格的なBean to Bar製法で作られるものも多くデザインもオシャレで侮れません。今回はそんなタブレットチョコレートの中からギフトにぴったりな華やかな7選をご紹介します。

完全な自家焙煎カカオを使ったチョコレート作りで、2003年パリ市のショコラ・グランプリ受賞をはじめ、名誉ある数々の賞を獲得している実力派ブランド『CHAPON』。絶大な人気をパリジェンヌから得ているのはショコラの味だけでなく、自社で手がける鮮やかなパッケージにもあります。Bean to Bar製法で作られるチョコレートは、コーヒーやワインのようにカカオ豆の収穫年で舌触りや味、香りの違いを楽しめるそうですよ。

NYブルックリン生まれのハイカカオ＆ローフードが魅力の個性あふれるビーガンチョコ『Raaka』。加熱しない製法でカカオに含まれる酵素を壊さずに作るため、体内バランスも整えてくれるのも魅力的。人気の「カベルネ・ソーヴィニヨン」はワインの品種として有名なカベルネ種のブドウが配合されており、甘さよりも良質なカカオの香りが際立ちます。「ピンクシーソルト」はチョコレートの中につぶつぶの岩塩が含まれていて、甘じょっぱさがどこかクセになる味わい。オーガニック志向の人にもおすすめです。

栽培農家を訪れてカカオ豆ひとつひとつと直に触れ合うというオーナーのこだわりが光る自由が丘のチョコレート専門店『マジドゥショコラ』。通の人にもビギナーにもおすすめしたいのが、燻製したカカオ豆を使用したビーントゥバーチョコレート「燻（けむり）」です。秒単位でカカオ豆のロースト時間を調節し、桜やリんごなど産地によって適した燻煙材で温燻した香り豊かなチョコレート。その他にも自家製のジンジャーエールを彷彿とさせるようなチョコレート「花火」などもあり、どれも興味をそそられるものばかりです。

続いては乙女心をくすぐるようなとびきり美しい『CHOC'FLEURS』の「花チョコレート」。チョコレートに混ぜ込んでいるハーブや飾り付けの花びらは、生産者の庭でのびのびと育てられたものばかり。100%無農薬・無化学肥料栽培ですがおいしさは格別。アートのような麗しいビジュアルとカカオ本来の風味、そして雑味のない甘さが揃ったスペシャルな一品です。

ドイツはなんとチョコレートの消費量がヨーロッパ第1位。オーガニック市場が大きいドイツでは、チョコレートなどのお菓子もオーガニックで作られたものが揃います。ドイツでNo.1のオーガニックチョコレートブランドといえば『Vivani』。パナマ産のカカオをふんだんに使ったストレートな風味がたのしめます。原材料は有機カカオマス、有機カカオバター、有機ココナッツシュガーと少々苦味がありながらも、酸味やコク、かすかな甘味と口どけのよさが自慢です。

誕生からわずか半年でコアなパリジャンの間で注目されている新進気鋭の『ル・ショコラ・デ・フランセ』。イラストレーターや風刺画家を起用したアーティスティックなパッケージデザインで一気に話題を集めています。カカオバター100％で保存料無添加の上質さも魅力。30ｇ（9×6cm）のミニサイズならお値段も手頃で、手紙を添えてプレゼントするのもよさそうですね。

発売してから手軽に買えるのに本格派と話題を呼んでいる『明治』の「ザ・チョコレート」。Bean to Barにより生まれた香りととろけるような舌触りがたまりません。フレーバーも豊富なので、相手の好みによってチョイスするのもたのしそう。ブランド史上これまでにないこだわりを凝縮したという味わい深いチョコレートは一度食べて損はないですよ。