各界の著名人たちも愛用!東郷神社で買える宝石のようなお清めの岩塩「福しお」

各界の著名人たちも愛用!東郷神社で買える宝石のようなお清めの岩塩「福しお」

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塩の仕事に携わっていると、食べる塩だけでなく色々な切り口で塩と接することになります。
その中でも、「塩と神事」というのは切っても切れないものなのだなあと感じることが良くあります。
それは、新築したり引っ越しの際に場を塩と酒で清めたり、玄関先や家の中に盛り塩を置いたり、相撲で土俵に塩をまいたり、神棚に塩・米・酒・水をお供えしたりするといった、日常生活の中でも感じることができます。

 

振り返ってみると、なぜ塩は、いわゆる「清める」といった役割を果たすものとして扱われるようになったのかご存じでしょうか?

 

諸説ありますが、主に考えられる理由としては、塩は腐敗せず、(日常生活の中で接する範囲の炎で)焼いても燃えないという不変性を持つこと、さらには、物質から水分を吸い出すことで水分活性を下げ、菌の繁殖を防ぎ、物質の腐敗を予防することが挙げられます。実際に、ご遺体の腐敗を防止するために、塩漬けにしていたという記録も残されています。こういったことから、塩は、死や腐敗、病などの穢れを払うものとして、上記のような様々なシーンで清めの役割を果たしてきたと考えられます。
 なお、元来来仏教においては「死=穢れ」いう考え方はしないので、お清めを目的としての塩は使われていなかったのですが、神仏融合の過程で神道の考え方に影響され、いつの間にか仏教を信仰する人たちの間でも「お清めの塩」という概念が定着することとなったようです。(宗派によっては使用しない宗派もあります)

 

 実際に私も盛り塩をしたりするのですが、1つ欠点があります。そう、塩を固めて三角錐にして盛った盛り塩は、空気中の水分を吸着しやすく、溶けやすいのです。本当はこまめに取り換えるものなのですが、それもどうも面倒だしなあ…と思った時に見つけたのが、今回ご紹介する「福しお」でした。
 いわゆる「インスタ映え」する、まるで宝石のような見た目にまず目を奪われたのですが、この「福しお」は、パキスタンのヒマラヤ岩塩の中から特に美しいものだけを選別し、器に入れるのに適した大きさに粉砕して表面を洗い清めたのち、東郷神社にて心願成就のご祈祷を受けたものだそうです。

各界の著名人たちも愛用!東郷神社で買える宝石のようなお清めの岩塩「福しお」

 また、風水で「周囲と良い人間関係が築ける、恋愛運が向上する」と言われている紅色の岩塩と、「金運・仕事運・人間関係の改善をもたらし、幸せを包み込んで育ててくれる」と言われている白色の岩塩があるそうです。正直、私の中に「岩塩を盛り塩代わりに置く」という発想がなかったので、目から鱗でしたが、たしかにこれなら湿気では溶けにくく、そして専用の器なども一緒に用意されていることもあり、セッティングとした時の見た目もとても美しいので、インテリアとしても違和感がありません。

 

 その芸術性からか、愛用者に著名人が多く、レーシングドライバーや元タカラジェンヌ、第一線で活躍するヴァイオリニスト、インテリアデザイナーなどが名を連ねており、ベストドレッサー賞の副賞として受賞者に進呈されたりもしています。「フォトジェニックでインスタ映えするけど、ちゃんとご祈祷もされていて、置くだけの盛り塩」って、なんだか新しいジャンルのような気がします。

 

なお、選別、洗浄、乾燥、ご祈祷、パッケージングと非常に手間暇がかかるため、販売は限定的にしか行っていないそう。現在は、東郷神社境内か、伊勢丹新宿本店、もしくはメーカー直販のみとなっているそうです。
なかなか手に入らない一品ですが、もうすぐやってくる新しい一年を、「福しお」と共にすっきりと迎えてみてはいかがでしょうか?

※掲載情報は 2017/12/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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