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宇治田シェフが手掛ける上質な果実味のコンフィチュール
今回ご紹介するのは『JUN UJITA』さんのコンフィチュールです。たまたま家にあった香り高いカカオのお菓子にホイップクリームと合わせてみたところ、何ともピッタリでその芳しいフルーツの香りと酸味、甘味がカカオの風味を引き立てて夢心地にさせてくれました。
実はこちらのコンフィチュールは、目黒に住む友人がお気に入りのパティスリー『JUN UJITA』で見つけて手土産に持ってきてくれたもの。
カカオに添えた、オレンジとグレープフルーツのピール、そしてリンゴなどが入った「サングリア」というジャムは口に含んでびっくり!その果実味あふれる味わいは、新鮮 なフルーツの良いところをギュッと濃縮したような香りや酸味、甘味、そして赤ワインの風味がフンワリとそれをまとめています。
一般的な柑橘類のジャムは皮を薄くスライスしてしまいますが、こちらはその食感を大切 に厚めにスライスされているため、ピールの存在感がきちんとあります。苦味をまったく感じさせないというのではなく、ほんの少し残していて、大人が楽しめるジャムに仕上がっています。
こちらは「木苺とイチゴ」を使ったコンフィチュールと「パイナップル」を使ったチャツネ。
チャツネはパイナップルに、アンズやラムレーズンを加えて味に深みを出し、スパイスはシナモン、アニス、カルダモン、オールスパイスなどを使っていて、とても奥深く複雑な香り がつまっています。元々は南アジアや西アジアで食されているチャツネ、カレーの薬味として、またサモサのように油でサックリと揚げたもののソースとしてお皿に添えられていたりしますが、こちらのチャツネはフルーツ感が豊かなので本来の使い方はもちろん、スイーツに添えるなどの楽しみ方もお薦めです。
木苺とイチゴのコンフィチュールも何とも爽やかな、イチゴと木苺それぞれの風味がどちらも不思議に喧嘩をせずに感じられる、フルーツ感満載のお味。甘さを控えて風味を引き出す技が絶妙です。バターを塗ったトーストに、ヨーグルトなどに添えても幸せいっぱいになる事間違いなしです。
旬の果物の美味しい瞬間を逃がさずに、さまざまな素材を使って作る宇治田シェフのオリ ジナルのコンフィチュール。洗練されたシンプルなラベルからは想像し難いくらい、お店に 並ぶ個性あふれるお菓子たちに負けない、ここでしか出会えない特別なコンフィチュールを見つけて下さい。
■店舗情報
パティスリー ジュンウジタ
住所:〒152-0003 東京都目黒区碑文谷4-6-6
電話:03-5724-3588
営業時間:10:30〜19:00
定休日:月曜日(祝日の場合火曜日)
※掲載情報は 2017/12/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Takako'sKitchen主宰
二階堂多香子
子供時代から料理が大好き。初めてのフルコースディナー作りの経験は 10歳の時。家族の喜ぶ姿が嬉しく、料理を通じ人を笑顔にできる、という発見に心躍らせました。
大学卒業後、フランスでの料理遊学を経験し自宅での料理教室をスタート。結婚後は料理教室やケータリングの仕事に励みました。1990年に夫の海外赴任に伴い初めて在外生活をオーストラリアで送ったのを皮切りにブルガリア、イラン、アメリカ(ニューヨーク) 、クゥエート、スイス の6カ国、通算18年間を海外過ごしたことになります。その間夫の勤務の 都合でまとまって東京にいる間には料理教室を継続し今に至りました。
2016年、スイスからの帰国を機に満を持して下北沢の自宅キッチンにて 料理教室、Takako's Kitchen を立ち上げました。 長い在外勤務の間に経験した豊富なおもてなしのノウハウ、各国で覚えた味、世界中の友人達から習ったレシピの数々、そして材料の違うどんな場所でもどんなキッチンでも同じように美味しい味を生み出してきた臨機応変の合理的な調理をお伝えしています。