山梨名物はほうとうだけじゃない!『信玄食品』の「天然小粒あわび煮貝」

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駿河湾から山梨ヘ向かう間に美味しい煮あわびが完成した

山梨名物はほうとうだけじゃない!『信玄食品』の「天然小粒あわび煮貝」

いわずと知れた高級食材、あわび。ミミガイ科の大型の巻貝で、日本では青森県や岩手県などを筆頭に各地で採れます。クロとかメガイとかの種類がありますが、大きいものではマダカという種類のあわびがあるそう。1㎏以上になるそうで、特に高級料理店で珍重されているとか。あわびはお刺身で味わったり、ステーキにしたり、バターで炒めたりと、料理方法はさまざま。中国料理などではゆでてから干した乾あわびを用いたりもします。
ここで「煮あわび」についてご説明しましょう。どこの県の名産物かご存じですか? 実は、山梨県なのです。貝の殻をはずして、切らずに丸のまま、醤油などを用いた煮汁で煮びたしにした商品です。静岡県の駿河湾で獲れたあわびを加工し、醤油につけて木樽に入れて、馬の背に乗せて山梨へと向かったところ、馬の体温と振動のおかげで醤油があわびに程良く染み込み、到着するころには柔らかく熟成され、美味しく出来上がったというのが由来のようです。

大きさや形状に合わせて蒸し時間を細かく変えるこだわりぶり

山梨名物はほうとうだけじゃない!『信玄食品』の「天然小粒あわび煮貝」

なので山梨には様々な煮あわびの商品が存在しますが、私のオススメは『信玄食品』。甲府市の会社で、創業は1968年。「あわび煮貝」をはじめとする水産物冷凍食品の加工販売をなさっている会社です。なぜ『信玄食品』が良いかというと、煮あわびに対して本当に真剣なんです。仕入れから蒸し、味付けまで妥協なし。具体的にいえば、あわびの大きさや形状により、蒸し時間を細かく変えているのです。なので、どのサイズでもそれに見合った完成度が。もちろん大きいものもいいですが、小ぶりの煮あわびもそのままたくさん味わえてお得です。写真のタイプは小粒ですが、天然。日本料理での先付にもぴったりですし、日本酒などのつまみとしても最適。気軽に煮あわびを楽しみませんか?

※掲載情報は 2017/11/15 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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