記事詳細
紹介している商品
3つの味と生地を楽しめるのが嬉しい!
皆様こんにちは。料理研究家&テーブルコーディネーターの磯部作喜子です。
10月に入り、秋も本番になると嬉しいのが、栗やさつま芋を使ったお菓子が店頭に並ぶことですね。
最近では和の要素を取り入れた洋菓子も増えていますが、時には甘くてなかなか「これだ!」というものに出会えないことが多いです。
そんな中、たまたま買ってみた「クラブハリエ」の季節限定の焼き菓子「ポテロン」は、素直に美味しい!!と頷けるお品でした。
左から「ポテト」「ケーク・オ・マロン」「ダックワーズ・マロン」。3つのお味と生地を楽しめるのも嬉しいですね。
「ポテト」は、甘みの強い「なると金時」を贅沢に使用したタルト。トッピングのなると金時の食感と甘さ、アーモンドクリームに練りこまれたお芋とバターの風味が、なかなか絶妙です。
少し甘いかなと思いますが、深まる秋にカフェ・オ・レやミルクティーといただきたいこっくりしたお菓子です。
「ケーク・オ・マロン」は和栗を丸ごと一粒ラム酒のきいたケーク生地で包んだもの。形も栗でとても可愛いらしいのですが、味わいは意外にもとても大人っぽく、大切に淹れたコーヒーと味わいたい一品。
「ダックワーズマロン」は刻み栗入りのマロンクリームをメレンゲ入りのダックワーズ生地ではさんだもの。
ダックワーズは教室でも作っていますが、グニュッとした卵白の食感と軽さがポイントの伝統的なお菓子。こちらも配合が絶妙でした。焼き菓子好きな私ですが、やはり生地の美味しさがなくては、味のバリエーションも台無しにもなってしまいます。
こちらはダージリンと合わせていただくと、更に美味しそうですね。
クラブハリエの焼き菓子は、焼き菓子の伝統的なルセット(レシピ)を継承しながらも、秋の和素材を巧みに取り入れて秀逸な作品に仕上げています。
「やはり数々の賞を受賞されていらっしゃるだけあるな」と感心したお品でした。
バウムクーヘンの人気は衰えていませんが、秋限定の焼き菓子もプレゼントに、自分用にと是非ご賞味下さいませ。
※掲載情報は 2017/10/15 時点のものとなります。
- 8
キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/