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紹介している商品
北九州市の老舗パン屋「クラウン製パン」
クラウン製パン株式会社は、昭和23年に焼きたてパン製造会社として創業し、早い時期から北九州市の学校給食事業を手掛けています。学校の給食パンや米飯受託加工において北九州市内の小中学校の7割のシェアを担っており、つまり、北九州市で育った子供の大半が、クラウン製パンの商品を食べて育っているのです。
現在クラウン製パンは、2つのブランドの店舗があり、「クラウンパン」が小倉駅近くの京町店他4店舗、クロワッサンを中心とした「ミニヨン」が5店舗あります。ミニヨンは、博多駅などJR九州駅構内にあり、いつも行列が絶えない人気店です。
今回、噂を聞きつけてやってきたお店はクラウンパン桃園店でございます。イートインスペースもあり、パンだけでなくケーキやドリンクも充実したとても素敵なお店です。
柔らかくしっとりと仕上げた食パン「王冠」
王冠という名にふさわしい食パンとは、いったいどんな食パンなのかを期待して、お店に参りました。この「王冠」はクラウン製パン最高級とされる出来ばえで、一級技能士が試行錯誤を重ねた結果、全国食パンコンテストの西日本で2位を獲得したほどのものだそうです。
お店では食パン4枚切りか6枚切りの1斤売りをしていますが、好みの厚さに切ってくれます。また1本売りもしているのが、パン好きにとってはうれしい限りです。
また、王冠と同じ製法で形を変えた「ソフトブレッド」もちょっと小腹がすいた時にみんなで食べるのにちょうど良いサイズに仕上げられています。
実際に食べてみたところ、正にタイトルに偽りなし!という商品であります。しっとりとして柔らかく仕上げられ、何もつけなくても美味しくいただけます。また普段パンをいただく際には、どうしても飲み物が欲しくなりますが、この「王冠」は、あまり口の中の水分を持っていきません。水分の取り過ぎでお腹いっぱいになることがないので、一斤なんてペロリと食べてしまいます。それほど、柔らかく仕上げられているのです。
店内には、この「王冠」を使ったサンドウィッチも売られており、野菜やお肉を一緒に食べる場合でも、その他の食材の旨味を活かすことが出来る正に秀逸な食パンです。
シンプルでも深みのある味「塩パン」
また、クラウン製パンには、地元のテレビ局でも取り上げられるほどの人気商品があり、そのひとつが「塩パン」です。
この「塩パン」は、専用に作ったソフトフランスパン生地に、フレッシュバタースティックを巻き、表面に程よい塩が味付けされています。そのため、トースターで焼くと外はサックリ、中はバターのしみ込んだまろやかな仕上がりになっています。
食べ方はもちろんそのままでも美味しいですし、その形状から、ホットドッグにしても食べやすくおやつに最高の一品ではないでしょうか。
クラウンパン桃園店
住所:北九州市八幡東区桃園1丁目4-42
電話:093-616-0612
営業時間:7:00~19:00
定休日:毎週火曜日
※掲載情報は 2017/10/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
唎酒師、ソムリエ、ラジオパーソナリティ
岩室茂樹
1974年東京生まれ。北九州市立大学大学院卒、MBA(経営学修士)。
ホテル旅館の経営にも携わり、全国47都道府県を練り歩く。
唎酒師とソムリエの資格を持ち、ラジオパーソナリティとして地域の魅力は発信。
あらゆる縁に感謝をし、生かされていることへの感謝をどのようにして伝えていくかを考える。