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今年は海外産部門最優秀賞 台湾産リュウガンはちみつ
2017年【第3回ハニー・オブ・ザ・イヤー】から国産部門・海外産部門と分けて審査を行っています。
ここからは海外産部門の紹介です。
昨年のコンテストでも優秀賞を取ったこのリュウガンはちみつを覚えていらっしゃいますか?
ちょっとおさらいです。
龍眼とはアールグレーの紅茶のような甘い花の香りと樹木のほろ苦さを持つはちみつで今年は特にフルーティーさが際立ちます。ここが最優秀賞を取った一番のポイントでしょうね。
台湾の熱い夏に一斉に花を咲かせる龍眼は、ライチと同様に食べられている果物でこの実を乾燥させた物は龍眼肉として漢方で珍重されてきました。日本では見かけることがなく主に中国、台湾、タイ、ラオス、インドネシアなどで見かける常緑低木になります。
果物は熟したメロンのような独特な香りだそうで、古くから中国や台湾では食べ過ぎると鼻血が出ると言われるほど補血に役立つとも言われています。なるほど。はちみつが空気に触れ少し酸化してくると鉄分を含むちょっと酸っぱい味がする時もありました・・・
果物の皮を剥くと色は白く透明で種が黒いので丁度、龍の眼に似ていることから龍眼という名前が付いたとされています。
また流蜜期には雨のように花蜜が降ると言われように非常にたくさんの蜜が採れます。ミツバチが乱舞するため養蜂家は常に巣箱を見ていないと余計なところまで巣を作って蜜をためてしまうようです。
このリュウガンは台湾のュウガンはちみつのコンテストはちみつのコンテストで10年連続で金賞も受賞していて、台湾南部の山奥に自生する無農薬のリュウガンの樹木から蜜を集めています。
家族、親せき総出で蜜を絞ります。もちろん非加熱で瓶詰されるので香りも味わいもことさらフルーティーです。
日本人は比較的フルーティーで滑らかなはちみつが大好きです。夏の熱い時期には特に糖度の高いはちみつ、粘土のあるはちみつは敬遠されがちです。
日本人は甘すぎないさっぱりタイプがお好き?
この龍眼はちみつは、さらりとした舌触りで甘さも控えめ。どちらかというとさらりと口どけが良くしかもブランデーのように芳醇。ちょっと樹木の苦さもあり、こんなところが男性にも人気がある所以でしょうね。
紅茶はもちろんブラデーに垂らして、あるいはラムレーズンと合わせてクッキーに挟んで食べても美味しくいただけます。
夜、ゆっくり時間をかけて読書をしたり、音楽を聴いたりするときにいかがですか?
※掲載情報は 2017/10/08 時点のものとなります。
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キュレーター情報
日本はちみつマイスター協会代表理事
平野のり子
2009年日本初のはちみつ資格
「特定非営利活動法人 はちみつマイスター養成講座」の本部講師として通信講座のテキスト作りやテイスティング講座・はちみつ美容講座などを開催。
以前から鬱があり、はちみつを食べる事ですっかり元気になる。
この経験をもとに、2012年「一般社団法人 日本はちみつマイスター協会」を立ち上げ、一つひとつのはちみつが持つ個性や特徴を引き出す食べ方や使い方をご紹介。
主に通学講座、セミナー、テレビ、ラジオ、雑誌等ではちみつの素晴らしさを紹介。その他レシピ製作、企業セミナー、はちみつ専門店の社員教育等も行う。
毎年8月にはちみつづくしのイベント「はちみつフェスタ」を主催。
はちみつ好きには堪らないイベントとして定着。http://www.83m.info/event/2014-festa.html
また監修本、美肌になるための衣食住に使えるレシピ本「美肌メソッド」は河出書房から絶賛発売中。