記事詳細
流行を超えて味わうクッキー
やっぱりおいしいんですよね。うん、やっぱり。
一口ごとに再確認して頷いてしまうの。次から次へ、新しいトレンドスイーツブランドが日本では生み出されていく中、大御所キハチさんの味に立ち返ってみると、やっぱり培われた熟練の技を感じます。
キハチさんは、レストランが一店舗しかなかった頃によく食事へ伺いました。
ケーキや焼き菓子も定評がありますね。
四角いメタリックな箱には、6種類の一口サイズの上品な焼き菓子がきれいに整然と詰まっています。この箱のシンプルさとキハチの文字が、余計なものを排除した自信を感じますよね。
6種類を五感で楽しむ
6種類が凄く選び抜かれたバランスなんです。
ナッツの種類やベースの生地や食感、形や見た目、全てが6種類の個性としてあります。
ほろほろっと口中でとけるメレンゲ生地にマカデミアナッツがアクセントの「メレンゲチョコマカダミア」、チョコベースの生地にクランベリーが練り込まれて香りが楽しめるクッキー「チョコクランベリー」、「スティックメープル」という細長くてはかない食感にはメープルシュガーの風味。王道のガレット「ガレットブルトンヌ」はバターの香りで安心な味わい。そしてボコボコしたナッツの食感が飽きない「カシューナッツクッキー」と、ココナッツの薄い食感のパリッとした歯ごたえ「ココナッツチュイール」。
飽きさせないですね。
一口サイズなので、一度に6種類全部を味わうのもできるので、ミニクッキーのコースを食べているような(笑)。小ぶりな箱ですから、手土産や人に差し上げるにも重宝ですよ。
新しい焼き菓子も好きですが、大御所もこれまた、楽しいものです。
※掲載情報は 2017/10/05 時点のものとなります。
- 12
キュレーター情報
(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー
小倉朋子
(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事
来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!
●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載
●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数