蒸し暑い夏を爽やかに。ドイツのオーガニック微発砲ワイン

蒸し暑い夏を爽やかに。ドイツのオーガニック微発砲ワイン

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夏はやっぱりスパークリングワインがおいしい!

湿気の多い夏は、スッキリした飲み物が爽快ですね。
夏はビールが美味しい季節といいますが、発泡系ならスパークリングワインも忘れてはいけませんよね。
ドイツ人はミネラルウォーターも炭酸入りが好き、ゼクト(Sekt、アルコール度数が10%以上の発砲ワイン)やペルルヴァイン(Perlwein、最低7%のアルコール分を含む半発泡ワイン)と呼ばれるスパークリングワインもたくさん消費します。

そしてヨーロッパはオーガニックワインも盛んですが、オーガニック大国ドイツも例外ではありません。30代以下のドイツ人のおよそ4分の1がオーガニック商品を定期的に購入すると答えており、オーガニックに意識の高い消費者はここ最近で14%から23%まで増えています。オーガニックワインも世界的に上昇傾向にあり、2004年から2011年で世界のオーガニックワイン栽培面積は88,000から256,000ヘクタールにまで増えています。ドイツでも毎年およそ25%ずつの伸びを見せ、現在7,000ヘクタール以上で世界第6位、ドイツ国内でのシェアは4~5%です。

ドイツ、モーゼルの代表的オーガニックワイナリーからおすすめ微発砲ワイン

今回ご紹介するのは、ドイツでも古くからワインが生産され、銘醸ワインの生産者も多いモーゼル地方で1995年にオーガニック認証を受け、現在ではオーガニックワインのみを生産している、レーマーケルター醸造所のティモ・ディーンハルト氏が手掛ける微発泡の白ワイン、ノヴィ・セッコ・トロッケン2015です。ディーンハルト氏はドイツ国内外で注目されている、実力派若手生産者。 
日本でもファンの多いドイツを代表する品種リースリング(Riesling)と、ケルナー(Kerner)という、これまたドイツの伝統的な品種をブレンドしたワイン。トロッケンというのは辛口を意味しますが、かといって辛すぎず、フレッシュなフルーティさがあります。
微発泡なので、炭酸が強すぎないため飲みやすく、食中ワインとしてもおススメできます。
夏のさっぱりしたお料理などにぴったりですし、アルコール度も11度と低めなので、お休みの日ならゆったりとランチのお供にも。
辛すぎない・炭酸が強すぎない・程よい酸味とフルーティさ、がこのワインをバランスのよい、飲みやすいワインにしています。
良質で手ごろな価格のドイツワインは日本ではそれほど多く出回っていませんが、オーガニックワインでこんなに良心的なお値段のワインは、一度は試す価値ありですよ。

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ワインキュレーション株式会社

※掲載情報は 2017/08/23 時点のものとなります。

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キュレーター情報

森本智子

ドイツ食品普及協会 代表

森本智子

ドイツ在住11年、日本帰国後はドイツ農産物振興会日本事務所にマーケティングマネージャーとして勤務。2010年同団体の解体を機に独立、株式会社エルフェンを立ち上げドイツ食品・飲料の輸入・販売サポート、展示会の出展サポート・コーディネート、ドイツの展示会、会社訪問のガイド・コーディネート、ドイツ食文化セミナーの開催、ドイツの食の情報発信に関わる活動を行っています。
株式会社エルフェン:http://elfen.jp/

一般向けのイベントではドイツ大使館主催「ドイツフェスティバル」の立ち上げ、運営メンバー。
日本ではただひとり、ドイツ ドゥーメンス・アカデミー認定ディプロム・ビアソムリエの資格を持つ。
なかなか日本では知られていないドイツのおいしい物をご紹介していきたいと思っています。

著作:フォトエッセイとイラストで楽しむ ちいさなカタコト*ドイツ語ノート 国際語学社

ドイツパン大全 誠文堂新光社 
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=5380

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