メキシコにはテキーラという街がある?とっても奥が深いメキシコのスピリッツ

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テキーラは男性の飲み物?

世界4大スピリッツのひとつ「テキーラ」。このお酒が生産できるのはメキシコだけです。テキーラといえば、サボテンからできたお酒と思っている人もいますが、原料は「アガベ」とよばれる、アロエのようなリュウゼツランの一種です。アガベの根茎から絞った液を発酵・蒸留して作られます。テキーラといえば、男性が飲む強いお酒というイメージが強いかもしれませんが、最近では風味のバリエーションも豊かになり、甘い香りや柔らかな口当たりのものも多く、セレブや女性の間でも人気が高まっています。

テキーラができるまで、6年の年月がかかる

メキシコにはテキーラという街がある?とっても奥が深いメキシコのスピリッツ

テキーラという名前は、世界無形文化遺産にもなっているテキーラ地区が由来となっています。メキシコの中でも、テキーラ地区をはじめ、一部の限られた地域で作られているスピリッツのみが「テキーラ」という名称を使う事ができます。さらに「テキーラ」規制委員会が定める規格は非常に厳格です。まず、原料となるアガベは特定の種類のものに限られ、収穫にはなんと6年~10年の歳月を要します。蒸留地域は、メキシコの中でもハリスコ州をはじめ、5つの州だけが認められています。蒸留と熟成は、特定地域の認定生産者によってのみ行われます。また、製品は全て蒸留所登録番号を表示しないといけません。最後に、アルコール度数は、35%~55%の間のものだけが「テキーラ」と認められます。

地域や熟成の度合いで味が違う

メキシコにはテキーラという街がある?とっても奥が深いメキシコのスピリッツ

「テキーラ」の種類は、現在約1200を超えています。蒸留所は特定地域に200箇所登録されていますが、乾燥した北部で生産されるものはドライな味わいなのに対して、南部で生産されるものは甘口になります。ワインやブランデーと同じように、熟成度によって色味や味の違いを楽しめます。まず、蒸留した後に瓶詰めにしたものは「ブランコ」と呼ばれ、透明色です。続いて、「ホーベン」は透明なブランコと樽熟成したもののブレンド。オーク樽で最低60日熟成させたものは「レポサド」、1年で「アニェホ」、3年で「エクストラアニュホ」となります。樽熟成が進めば進むほど、まろやかな口あたりを味わえます。日本ではショットで飲むイメージが強い「テキーラ」ですが、本来はその風味と香りを少しづつ楽しむものです。テキーラ専用のグラスを使うと、アルコールの刺激臭をやわらげ、素材本来の香り、風味を引き出してくれます。

 

メキシコでは、18歳からお酒を飲む事ができます。一般的に最初はテキーラを「ライムソーダ」や「グレープフルーツソーダ」で割って飲むところから始まります。20歳を超えると、「テキーラサンライズ」や「テキーラマルガリータ」となります。そして、年齢を重ねるにつれて、テキーラ本来のおいしさを知り、熟年期には「エクストラアニェホ」をゆっくり嗜むようになります。テキーラは、メキシコ人にとってある意味で、自分がどれほど熟成しているか知る指標となるのです。

Riedel リーデル <ヴィノム>テキーラ(2個入)

メキシコにはテキーラという街がある?とっても奥が深いメキシコのスピリッツ

アルコールの刺激臭を和らげ、原材料に由来するテキーラ独特の美しい香りを引き出し、樽熟成によるまろやかな口当たりを存分に楽しめます。
テキーラそのものが持つ魅力を再発見していただけるグラスとして、また、スピリッツを美しくエレガントにお召し上がりいただけるグラスとしておすすめです。

※掲載情報は 2017/08/08 時点のものとなります。

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メキシコ合衆国大使館

メキシコ合衆国大使館

北・中央アメリカに位置するメキシコは、西は太平洋、東はメキシコ湾とカリブ海に面していて、国土の3分の1は平均高度約1700mのメキシコ高原が占めています。古代にはマヤやアステカ文明で栄え、16世紀にはスペインによって支配されます。1810年まで続いた300年ものスペインによる長い統治にもかかわらず、7000年という歴史を持つメキシコ料理はその影響を最小限にとどめ、トウモロコシ、マメ、唐辛子をベース にした伝統料理をベースにした独自の食文化を守り続けてきました。その結果、2010年にメキシコ料理はユネスコ世 界無形文化遺産として登録されました。日本人に馴染みの深い「タコス」以外にも、さまざまな絶品料理がありますので本場メキシコ料理の魅力を発信していきます。

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