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フランス菓子と聞くと、どんなお菓子を思い浮かべますか？ガレットやフィナンシェ、マドレーヌなどは人気も高く定番でしょうか。しかし、フランス本国には、日本ではあまり知られていない美味しいお菓子がまだまだ数多くあります。古くから愛され続けてきたフランスの伝統菓子は、どれも、一度食べると忘れられない奥深い味わいです。マドモアゼルの味と共に優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょう。日本でも手に入れることのできるフランス伝統菓子をご紹介します。
1：チェリーに恋したバタークッキー「ガトーバスク」
フランス南部にあたるバスク地方の伝統のお菓子「ガトーバスク」です。このガトーバスクは、さっくり焼いたクッキーの中に、バスク地方の名産品ダークチェリーのコンフィチュールを挟んだシンプルな焼き菓子です。ちょっぴり酸味のあるチェリーと、香ばしいアーモンドとバターの香るサクサクの生地が最高のコラボレーション。ひとつ、またひとつと手が止まらない美味しさです。こちらは白金台にあるパティスリー「MAISON D’AHNI（メゾン・ダーニ）」で手に入れることができます。
2：ケーキを閉じ込めたショコラのお菓子「スリーズ」
大きなダークチェリーの形をしたこちらのお菓子は、「スリーズ」というショコラ菓子です。スリーズはチェリーボンボンと呼ばれることもありますが、日本で馴染みのあるものとは大きさも中身も異なります。このスリーズは三種類のチェリーを贅沢に使用し、ふわふわのクリームとショコラムースが層になっています。そして、何といっても特徴はその大きさ！ケーキのようなショコラで非常に食べ応えがあります。サプライズプレゼントや手土産にもおススメです。
3：フランス公爵が愛した深い味わいのお菓子「ナンシー」
こちらの焼き菓子は、多くの代表的なフランス菓子を生んだロレーヌ地方の伝統菓子「ナンシー」です。ナンシーとは、マドレーヌを始めとする数々のフランス菓子の生みの親、スタニスラス・レクチンスキー公爵の宮廷があった町の名前です。しっとりと焼き上げられたナンシーは、ショコラとキャラメルが織りなす奥深い味わいとなっています。フランス時間の流れる素敵なパティスリーで、ほろ苦くも甘いナンシーと共にエレガントなひと時を過ごしてはいかがでしょうか。
4：手が止まらない素朴な美味しさ！「サブレブルトン」
フランスはブルターニュ地方の伝統菓子「サブレブルトン」です。サブレブルトンは、ほろっと崩れるような軽さがありながら、しっとりとしたケーキのようなサブレです。少し厚みがある分、バター感は少し抑え目にされているというバランスの良さが、すっきりとした優しい味わいを作り出しています。塩気と甘さのバランスが絶妙！ひとつ食べると、ついまた手が出てしまう、食べ出したら止まらない素朴な美味しさです。京都店は現在閉店していますが、新宿ルミネの店舗でお買い求めが可能です。
5：大人のほろ苦キャラメリゼのパイ菓子「プレオール」
うず巻き模様が特徴的なパイ菓子「プレオール」です。プレオールは、別名「アルレット」と呼ばれることもあるフランスではポピュラーなお菓子です。ナッツやココアペーストをパイ生地にくるくると巻き込んだ焼き菓子で、表面をキャラメリゼ状に仕上げています。そのサクサク感と、ちょっぴりほろ苦い香ばしい味わいがたまらなく美味しく、大人なお味のプレオール。この味に惚れ込むリピーターも多いそうです。日本ではあまりお目にかかることがないので、珍しい手土産としてもオススメです。
※掲載情報は 2017/08/01 時点のものとなります。
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