記事詳細
チュニジアでは、ゴマやナッツを使ったスイーツが沢山存在します。その中でもチュニジアを代表するスイーツといえば「シャミア」があります。このゴマのペーストで作られた甘いデザートは、南アジア、中東、北アフリカの広い地域で食べられています。
古代メソポタミアが起源とされていて、チュニジア以外では、「ハルヴァ」と呼ばれていてどの家庭にも必ず常備されていると言っても過言ではありません。
ゴマをペーストにして砂糖を加え、バニラで香り付けされた「シャミア」には、プレーン味からピスタチオやアーモンド、ドライフルーツが入ったものまで色々な種類があります。ブロック状の「シャミア」を切って、パンのペーストにして朝食によく食べられますが、おやつやデザートにも欠かせないスイーツです。濃厚なゴマとバニラの風味が絶妙なバランスで合わさります。今までに日本では、存在しなかった味わいに驚くはずです。一度食べたら癖になるなんとも不思議なスイーツを味わってみてください。
※掲載情報は 2017/07/31 時点のものとなります。
- 3
キュレーター情報
チュニジア大使館
チュニジア共和国はアフリカ大陸に位置し、北と東は地中海に面しています。首都はチェニスでアラビア語が公用語ですが、フランスの影響が強く、フランス語も広く普及しています。歴史的には、地中海貿易で繁栄したカルタゴやカルタゴの武将ハンニバルが有名です。地形的には南北に細長く、地中海に面する北の地域は自然を南の地域は砂漠を楽しめます。代表的なチュニジア料理はクスクス、ブリックなどが有名で、トマトやチーズを多く使うなど隣国のイタリア料理の影響も受けています。オリーブオイルの輸出量が世界5位で、ほとんどの料理にオリーブオイルを使用します。沿岸地域では新鮮な魚料理も味わえます。スイーツは乾燥したなつめやし(デーツ)をつかったものが多く、さまざまな種類のお菓子が楽しめます。