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暑い夏にもぴったりクランチーミューズリー
暑い夏は食欲が減退する人もいますね。料理をする気も失せるかもしれません。
でも食べないとますます体力が無くなりますから、しっかり栄養は摂りたいですよね。
そんな時に手軽に食べられる物の一つとしてシリアル類があります。ミューズリーもその一つ。多数の食材がミックスされたものなら栄養バランスも摂りやすくなります。
元々スイスで生まれたミューズリーですが、ドイツでもたくさん食べます。基本はロールドオーツがメインにドライフルーツやナッツ、シード類を混ぜたもの。これらの種類を変えたり、ハチミツで味を付けたり、チョコチップなどを混ぜたりとバリエーションも豊富にいろいろなものが販売されています。数種類常備しておけば気分によって選べて楽しいですね。合わせるものも、牛乳が一般的ですが、最近は豆乳、アーモンドミルクなど様々なミルクが出ていますし、ヨーグルトもいいですし、またはオレンジジュースなどでも美味しいんですよ。冬は温かいものがいいですが、暑くて食欲が湧かない夏には、加熱調理しない、すぐに食べられる、水分も摂れるし、新鮮なフルーツを乗せればビタミンなんかも一緒に摂れるミューズリーはいかがでしょうか?
1979年からオーガニック商品を作り続けるバーンハウス社
ミューズリーをオーブンでトーストしてサクサク食感にしたものをドイツ語ではKnuspermüsli(クヌスパーミューズリー)と言いますが、このKnusperが英語のクランチーにあたります。
今回ご紹介するバーンハウス社のクランチー。英語のcrunchyの語頭のCをKに変えたのが商品名になっています。
イギリス人のご主人とドイツ人の奥様がスタートした会社で、当時イギリスのクランチーを輸入しようとしたところ、それが難しかったため、自分たちで作ることを決め、1979年に創業し、素材にこだわった物を作り続けてきました。現在では異なる種類のシリアルを20種類ほど全てオーガニックで製造しています。
オーガニッククランチーアマランスナッツ
たくさん種類がありどれもおススメなのですが、今回はアマランスナッツをご紹介します。材料はスペルト小麦、ライスクリスプ、カシューナッツ、アーモンド、ココナツと商品名にもあるようにアマランスが使われています。味付けはアガベシロップとライスシロップですが、甘いと感じない程度の優しい甘味で、シリアルの甘ったるさが気になる人にも向いています。
クランチーならではのサクサク、カリカリ食感が心地よく、香ばしい風味が病みつきになります。そのままスナック感覚で食べても美味しいですよ。
季節のフルーツをトッピングすれば味、栄養面ともにレベルアップしますね。
※掲載情報は 2017/07/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ドイツ食品普及協会 代表
森本智子
ドイツ在住11年、日本帰国後はドイツ農産物振興会日本事務所にマーケティングマネージャーとして勤務。2010年同団体の解体を機に独立、株式会社エルフェンを立ち上げドイツ食品・飲料の輸入・販売サポート、展示会の出展サポート・コーディネート、ドイツの展示会、会社訪問のガイド・コーディネート、ドイツ食文化セミナーの開催、ドイツの食の情報発信に関わる活動を行っています。
株式会社エルフェン:http://elfen.jp/
一般向けのイベントではドイツ大使館主催「ドイツフェスティバル」の立ち上げ、運営メンバー。
日本ではただひとり、ドイツ ドゥーメンス・アカデミー認定ディプロム・ビアソムリエの資格を持つ。
なかなか日本では知られていないドイツのおいしい物をご紹介していきたいと思っています。
著作:フォトエッセイとイラストで楽しむ ちいさなカタコト*ドイツ語ノート 国際語学社
ドイツパン大全 誠文堂新光社
http://www.seibundo-shinkosha.net/products/detail.php?product_id=5380