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いいことだらけのルーミート
オーストラリア大陸には、他の大陸では見ることができない固有の動物が沢山存在します。その中でも、最も有名な動物といえばカンガルーと答える人も多いのではないでしょうか。実はこのカンガルーですが、「ルーミート」というブランド名で最近では日本でも食用として注目を浴びているのです。
日本では、まだ食べた事がない人も多いかもしれませんが、カンガルー肉は鮮やかな赤色をしていて、低脂肪、高タンパクでヘルシーなのが特徴です。サッと炒めたり時間をかけて煮込んだりとさまざまな料理に活用でき、野生動物なので抗生物質や成長ホルモン、化学薬品などには一切汚染されていないため、健康志向の人たちに非常に人気があります。
地域・品種によって味わいが違う!
カンガルーの生息地・品種によってもその味わいに違いがあります。オーストラリア国内最大のカンガルーミートパッカーであるマクロミート社では近年捕獲地域・品種別にカンガルーを識別し、「パールー」「マルガルー」「マリール」のブランド名で販売しています。
「パールー」は、餌を追い求めて放浪するレッドカンガルー(赤カンガルー)でマイルドな味わいが特徴的です。風味があり塩分やミネラルも感じられ、非常に上品な味わいでさまざまな料理に使えます。
「マリール」は、オーストラリアの南の中心部で捕獲されたウェスタングレーカンガルー(クロカンガルー)を使用しています。この種は草や葉、木の皮をよく食べるので、繊細なハーブ、草、塩、キャラメルのような風味が特徴的です。鍋料理やシチュー、カレーなどにぴったりです。「マルガルー」は、オーストラリア東部の内陸で捕獲されたイースタングレイカンガルー(ハイイロカンガルー)を使用しています。乾燥した地域の草木を食べるので、非常にコクのある味がします。濃厚な味なので、ビーフの代わりとしてヘルシーに使用できます。日本ではマクロミート社の日本総代理店、バセル株式会社が取り扱っており、下記のレストランでカンガルー肉を味わう事ができますので、皆さんも是非ヘルシーなカンガルー肉のおいしさを堪能してみてください!
※掲載情報は 2017/07/18 時点のものとなります。
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キュレーター情報
オーストラリア大使館
オーストラリアには北部の熱帯から南部の温帯へと大陸を縦断して多様な気候があります。広大な土地と豊かな自然環境を生かして、畜肉、大麦、小麦、野菜や果物、チーズやバター、アイスクリーム、魚介類、菓子、ジュース、ビール、ワインなど生産しています。日本とは季節が真反対の為、時期によって日本国内で調達することが難しい産品も供給可能です。更に、日豪経済連携協定により肉やワインなど多くの産品の関税が撤廃もしくは削減されお求め安くなりました。特殊な地理的条件と豊富な原材料、食品の安全性や品質保証に関する厳格な基準や制度、高度な加工技術により、高品質な産品を世界各国へ安定供給してきたオーストラリアは、クリーンで安全な食料輸出国として認知され国際的に評価されています。また、多民族・異種文化が共存するオーストラリアには、それぞれのニーズに合った食品を幅広く供給する独特な基盤があります。食品認証制度・基準のHACCPやISOは勿論のこと、オーガニック、バイオダイナミック、コーシャーやハラールなど特定の条件を持つ製品にも対応し、最近では、グルテンフリー・アレルギーフリー食品や機能性食品なども多く生産しています。