記事詳細
芳醇な香りと透明感ある味わい、テロワールを楽しむ究極の日本茶
最近良く耳にする「フードペアリング」。ベストな相性の飲み物と食べ物を組み合わせることで、それぞれの美味しさを引き出すことができるということで、ワインに合わせてコース料理を組み立てたり、料理に合わせたワインをコーディネートしたりと、新たな食事を楽しむ習慣としてフードペアリングを提案する飲食店も多くなってきました。
ファッションの世界でも、アイテムを組み合わせるということは基本的なことで、必要不可欠な要素でもあります。ファッション自体はもちろん、着用している人の魅力を引き出すのがファッションにおけるペアリングでしょうか。
今回はまさに魅力的なファッションを身にまとうように、食事とのペアリングで魅力を増す「ティーペアリング」で楽しんでいただきたい、スタイリッシュな「日本茶」をご紹介します。
「テ ドール」と名付けられたこちらの日本茶。ワインボトルのような洗練されたエチケットが印象的なボトルに入っているのは全て「日本茶」です。日本国内から厳選した茶葉を緑茶、発酵茶、焙煎茶と様々な加工方法により素材本来の味わいを引き出し、さらにその茶葉に最適な条件で抽出したボトルドティーです。
「テ ドール」は最高の品質・香り・味わいを楽しむため、ぜひ、ワイングラスに注いで楽しんでください。口に含み、ゆっくりと喉に落としていき、広がる香りと味わいを楽しんでいただきたいお茶です。
特に印象に残ったもののひとつが「紅焙/BENI_HOUJI」です。
長期間樽の中で熟成されたウィスキーのような深い色。チョコレートのような甘い香りとドライフルーツやはちみつを思わせる甘味が感じられ、上品な味わいの焙煎紅茶です。ワインで言えば、フルボディのようなどっしりとした存在感があり、濃厚なソースを使ったメイン料理にも合わせられます。宮崎県五ヶ瀬で生産された茶葉を使っています。
もうひとつが「TSUYUHIKARI/つゆひかり」。
こちらは静岡県本山産の茶葉を使った青茶(烏龍茶)です。まるでシェリー酒のようなべっこう色が美しく、花やハーブなどの清清しい香りがグラスから立ち上ります。お茶なのに口に含んだ時に感じる甘味が心地よく、前菜や魚料理、鶏肉などのさっぱりとした肉料理にも合わせやすいお茶です。
自宅に親しい友人を招いてホームパーティーを行う際は、料理に合わせワインをお出しすることが多いと思いますが、お酒が苦手なゲストの方がいても、こちらの「テ ドール」なら、ワインボトルと同じようにサーブして楽しんでいただけるので、さり気なくおもてなしができるのもいいと思います。
ボトルのエチケットはこちらの会社の代表をつとめる岡崎恵さんが自らデザインしたもの。岡崎さんは武蔵野美術大学で日本画を学ばれた経歴を持ち、「美」に対するセンスが素晴らしい方です。
「テ ドール」の厳選された香りと味わい、そして洗練されたボトルデザインは、感度の高い男性、女性にもきっと喜ばれること間違いありません。これからの季節、夏のギフトとしてもおすすめです。
※掲載情報は 2017/06/26 時点のものとなります。
- 16
キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、PR、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 IFIビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/