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シャンパーニュに浸して召しませ!ピンクのスイーツ「ビスキュイ・ロゼ・ド・ランス」
こんにちは。料理研究家/食のトータルデザイナーの小野孝予です。
皆様はエレガントで繊細な泡が立ち上るシャンパーニュの入ったフルートグラスが、テーブルに置かれただけで幸せな気持ちになりませんか。そんなシャンパーニュの故郷ランス、エペルネに、先月訪れる機会がありました。
そこで出会ったのが、このピンク色のスイーツ、MAISON FOSSIER(メゾン フォシェ)の「ビスキュイ・ロゼ・ド・ランス」です。地元ではシャンパーニュのおともに欠かせない焼き菓子で、シャンパーニュに浸して食べて楽しみます。
一見マカロンが細長くなったようなこの焼き菓子は、ランスのノートルダム大聖堂で行われたルイ16世の戴冠式時に献上されたり、マリー・アントワネットも召し上がっていたと言われていて、厳かで伝統があるのです。
マカロンよりも口当たりがもっと軽くて、お味は甘さ控えめです。元々ビスキュイは、「2度焼き」という意味があり、2度焼いているので保存も効き、さくっとした食感と口の中ではふわっと軽く広がる味わいがあります。
ティラミスに使われているフィンガービスケットをご存知ですか。味と食感が似ています。そのままだと正直なところ、ちょっと物足りない印象です。ごめんなさい。しかしひと度シャンパーニュに浸して食べると、これがビックリするほど美味しくて美味しくて……止まらなくなります。
見た目も可愛いですしシャンパーニュに合うと来たら、これは皆さまと幸せを分かち合いたい!と思ってランスから持ち帰り、チーズレッスン時に早速お出ししました。案の定ご参加の方々に大変喜んで頂き、皆さまとこの高揚を共感出来て私も大満足でした!
シャンパーニュ以外にも、レッスンでお出ししたラタフィア・ド・シャンパーニュ(シャンパーニュ用のブドウ果汁にアルコールを添加して、発酵を止めた酒精強化ワイン。甘味が強いデザートワイン)にも合いました。また地元では、ティータイムにコーヒーや紅茶と一緒に召し上がったりもするそうです。
日本ではお取り扱いのお店がなくて手に入り難いかもしれませんが、フランス展などのイベント時に見掛けることがあるようです。またランスでなくても、パリのスーパーで手に入ります。フランスに行く機会があれば、是非探してみて下さい。
※掲載情報は 2017/06/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家/チーズプロフェショナル
小野孝予
大手航空会社キャビンアテンダントとして12年程勤務し、その後は食の世界に転身。現在は家庭料理、チーズ&ワインの教室を主宰すると共に、NPO法人チーズプロフェッショナル協会幹事を務める。外部セミナー講師、コラム執筆、レシピ考案、商品開発&プロモーション、メディア出演。昨今はSDGsの食品ロス削減、エシカル消費、アップサイクルにも繋がるちょっと新しいチーズの楽しみ方「チーズアシェット(R)」を推進中。
著書「チーズ☆マジック おいしい、みんな大好き!ごちそう家ごはん」 (清流出版)
料理教室クオリア主宰 チーズ料理研究家 シュヴァリエ(フランスチーズ鑑評騎士の会) ソムリエ きき酒師