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昔、京都に住んでいました。……といっても数年間です。
日本人の心の故郷・古都・京都。私は、京都の距離感が好きです。人付き合いにしても商売にしても……。京都には、一日に限られた量しか作らないお菓子屋さんや、なくなり次第お店を締めるお蕎麦屋さんなどがあります。これは決してお高くとまっているわけではなく、ずっときてくれるお客さんを大切にしている証なんですよね。
先日、京都に日帰りをした時に、素敵なお店を発見しました。町家を活かした趣深い佇まいのお店「うめぞの茶房」。
温もりある引き戸を開けると、土壁風の壁やちょっとレトロなショウケース、とてもシンプルな店内です。
こちらは、昨年の春に鞍馬口通りにオープンした「梅園」の姉妹店。
そう、一口サイズの円柱形が特徴のみたらし団子が有名な、あの「梅園」です。ですが、こちらのお店には、「梅園」で有名なみたらし団子やかき氷はありません。まるで洋菓子のプチケーキのような「かざり羹」という和菓子専門店です。
見た目も違えば、食感も羊羹とはちょっと違うオリジナルのスイーツ。アンコを寒天とわらび粉で流し固めたもので、羊羹ほどお砂糖を使っていないのでヘルシー!フルーツやナッツがトッピングされていて、とてもキュートなケーキのようで、同時にわらび粉のなめらかな食感も楽しめるという、和菓子洋菓子の両方が楽しめる欲張りスイーツなのです。
例えば、ブルーベリーの「かざり羹」は、こしあんとブルーベリーピュレときび砂糖を合わせ、寒天とわらび粉で流し固めたものに、白あんとカシューナッツとクルミ、ディルをトッピング。
レモンの「かざり羹」は、白あんとレモン果汁と上白糖を合わせ、寒天とわらび粉で流し固めたものに、生クリーム、ドライライム、ほうじ茶パウダーをトッピング。
とかく、重たい印象になりがちな和菓子ですが、「うめぞの茶房」の魔法にかかれば、可愛く素敵にドレスアップ!まさに「女子力の高い和菓子」です。
もちろん、テイクアウト可能ですが、お時間があれば、上階カフェスペースへ。
2階は、古き良き民家の佇まいでありながら、どこか洗練された香りを纏った空間。
フレッシュフルーツと日本茶を合わせたお茶など季節ごとに変わる飲み物と、かざり羹とのペアリングもお楽しみください。
京都時間を楽しむためにも、わざわざ訪れたいお店です。
※掲載情報は 2017/06/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ラジオパーソナリティ・声優・きき酒師
藤田みさ
ラジオパーソナリティ・フリーアナウンサー・声優(厚生労働省 献血キャラクター けんけつちゃん)・きき酒師
FM長崎・大分・京都・石川などの各ラジオ局にて、ワイド番組を受け持ち、
現在まで25年以上生放送を担当、またグルメパーソナリティとしても定評があり、
コンビニエンスストアとコラボレーションしたお弁当は、コンビニ史上類を見ない大ヒットを記録。
そんなキャリアとアンテナを駆使して、選りすぐりの「ippin」をご紹介します。
生放送と、美味しいモノの共通点!それは、新鮮さとリアリティ、ワクワク感と、共感♪
そして、本物は心に届く!ということ。
今日も、美味しいものとの出会いに感謝!しながら・・・
レポートさせて「いただきます」!!