東京土産の常識を変える、スパイシーな老舗の逸品

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伝統のカレーをご家庭で。

毎年インド料理教室の講師として北海道の札幌に訪れている。札幌と言えば知る人ぞ知るスープカレーの聖地だ。スープカレーは札幌のソウルフードだと言わしめるくらい、道民はカレーにこだわりを持っている。そんな現地でお世話になる方々に、いつも手土産で苦労していた。たいてい羽田空港で買ったありきたりの土産ばかり。気の利いた東京土産を手渡せない自分がもどかしかった。ならば思い切ってカレーの聖地に、あえてカレーを持って行くことにしたら、これが大正解だったのである。

選べるカレーソースは、名物カシミールも。

東京土産の常識を変える、スパイシーな老舗の逸品

東京を代表するカレー屋に新宿の中村屋、湯島のデリー、銀座のナイルレストランがある。この三店舗を日本三大カレーなどと呼ぶ人もいる。湯島に本店を構えるデリーは、1956年創業の老舗の一つである。そのデリーのレトルトカレーが秀逸なのだ。レトルトの優れた点は日持ちするという事。軽くてかさばらないのも魅力の一つと言えるだろう。さらにデリーのレトルトをお薦めしたポイントは、実はカレーの中には具が入っておらず、カレーソースのみの販売なのである。自分で好きな具を選んで加えられるから、色々とアレンジできる楽しさがあるのだ。チキンを茹でて加えればチキンカレーに。豚バラ肉を柔らかくなるまで煮込んだら豚バラカレーの完成だ。渡す相手の好みが分からなくても安心なのである。僕はソテーしたきのこと茹でた海老を加えて、デリーのカレーを自宅で楽しんでいる。

※掲載情報は 2014/10/30 時点のものとなります。

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キュレーター情報

ナイル善己

ナイルレストラン3代目

ナイル善己

ナイル善己(ないるよしみ)1976年生れ
1949年創業銀座の老舗インド料理店「ナイルレストラン」3代目。南インド・トリヴァンドラム出身のインド独立運動家であり、「ナイルレストラン」初代創業者のA.M.ナイルを祖父に持ち、2代目の父はテレビを始め各メディアでお馴染みのG.M.ナイル。
都内イタリアンレストランを経てインドのゴア州に渡り、アカデミー・オフ・カリナリー・エデュケーション(A.C.E)で料理を学び、ゴアの最高級ホテル・シダデゴア(Cida de GOA)の厨房で修業経験を持つ。
作りやすさとおいしさを追求する姿勢に、テレビや雑誌などのメディアで活躍中。
テレビ「NHKきょうの料理」「男子ごはん」「モーニングバード」他。著書「ナイルレストランが教えるはじめてのインド料理」(主婦と生活社)、「カレー粉クッキング」(アールズ出版)「ナイル善己のやさしいインド料理」(世界文化社)など多数。

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