年の瀬のテーブルで歓声が上がる、"ド迫力"ハニーベイクド・ハム。
年の瀬ともなれば、お呼ばれしたり、お招きしたりで、皆様もさぞ忙しい日々をお過ごしのことでしょう。私はといえば、思うところあって酒を断って早4年。こう…
エッセイスト 文教大学 准教授
飲食チェーンを営む家に生まれ(正確には当時、乾物屋でしたが)、業界の表と裏を見て育ちました。バブル期の6年はおもにNYで暮らし、あらためて飲食の面白さに目覚めました。1994年に帰国して以来、いわゆるグルメ評論を続けてきましたが、平知盛(「見るべきほどのものは見つ)にならっていえば、食べるべきほどのものは食べたかなあ…とも思うこの頃です。今は文教大学国際学部国際観光学科で、食と観光、マーケティングを教えています。学生目線で企業とコラボ商品を開発したりして、けっこう面白いです。どうしても「食」は仕事になってしまうので、「趣味」はアナログレコード鑑賞です。いちおう主著は 「レストランで覗いた ニューヨーク万華鏡(柴田書店)」「美味しくって、ブラボーッ!(新潮社)」「アメリカかぶれの日本コンビニグルメ論(講談社)」「東京イタリアン誘惑50店(講談社)」「〈錯覚〉の外食産業(商業社)」「神話と象徴のマーケティングーー顕示的商品としてのレコード(創成社)」あたりです。ぴあの「東京最高のレストラン」という座談会スタイルのガイド本は、創刊から関わって今年で15年目を迎えます。こちらもどうぞよろしく。
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年の瀬のテーブルで歓声が上がる、"ド迫力"ハニーベイクド・ハム。
年の瀬ともなれば、お呼ばれしたり、お招きしたりで、皆様もさぞ忙しい日々をお過ごしのことでしょう。私はといえば、思うところあって酒を断って早4年。こう…
ガッツリ肉派に捧げる、宮崎の“黒い”鶏炭火焼き
「エンジン01」という非営利団体のイベントに参加するため、宮崎へ行った。大学卒業記念の貧乏旅行以来、実に約30年ぶりの再訪である。空港に降り立って、バス…
顔よりデカイ“スーパージャンボかりんとう”を、君は見たか!?
そもそも私は、かりんとうというお菓子が、まったく好きではなかった。昭和37年生まれの私は、昭和7年生まれの父と昭和10年生まれの母を持ち、恐らくは強烈な…
国技館でしか食べられなかった「相撲やきとり」が期間限定で宅配でも味わえる!
私は「柿家鮨」の宅配寿司が大好きで、この日も家人に出前を頼み、自分の部屋に引きこもって(アナログレコードなど聴きつつ)その到着を待っていた。 出前が…
小田原かまぼこの老舗「籠清」小田原江の浦店アツアツの「フィッシュとポテト」
むかし「板わさ」というのは、なんとふざけた食べ物であるか、と疑問に感じていた。蒲鉾を切ってわさびを添えるだけで、よくもまあカネがとれるものだ……と…
“宇宙的スケール”な、宇田川のカツサンド。
ときどき、無性にカツサンドが食べたくなる。振り返れば少年時代、揚げ物という料理自体がけっこう贅沢だったので、わざわざ揚げたとんかつを更にパンにはさ…
“メガ盛り”マンゴー・ショートケーキ@ホテルニューオータニ東京
2020年の東京オリンピック開催を控え、東京の高級ホテルの競争もいよいよ熾烈化している。外資系ホテルの大攻勢を受けて、いわゆる御三家(帝国ホテル、ホテル…
酷暑だからこそ美味。ギンギンに冷やした“名水”で味わう、水まんじゅう。
インド人の言う「涼しい」は、「幸せ」という意味を兼ねると聞いた。日本でも体温級(またはそれ以上)の酷暑が続けば、涼しいというほどに幸せを感じさせる言…
“工場直売”店で買う「ウエストのシュークリーム」
下手をすれば、私は一日一個またはそれ以上のペースでシュークリームを食べている。なぜかというと、新宿区四谷の自宅から神奈川県茅ヶ崎市の勤務校までは車…
“おまけ”が美味しい、名店のカステラ
子供の頃、絵本「ぐりとぐら」の「カステラ」に憧れた記憶を持つ人は多いのではあるまいか。私もその一人で、二匹のネズミが大きなフライパンでカステラを焼き…
名門インド料理店の“貫禄”カレー
こう蒸し暑い日が続けば、「カレー、喰いてぇ~ッ」という衝動に襲われる方も多いのではないか。いや、きょうびカレーなど吉野家に行けば350円でまァまァの…
黒門市場で買って帰る、ふぐ専門店の鯖寿司。
大阪は京都に対してけっこう対抗意識が強いようで、私が一時期、今は亡き「BRIO」などで京都の食をしきりと褒めていたのが、 在阪の友人達の気に障ったらしい…
家庭料理がディープなエスニックになる秘密兵器
20年くらい前、6年ほどおもにNY(ニューヨーク)で暮らしていた。おのずと思い出される料理はと言えば、お洒落なカフェのタルトや、エレガントなリストラン…