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15世紀から続くトルコの伝統菓子 ターキッシュ ディライト
ゴールデンウィーク真っ只中。連休を利用して国内・海外旅行など、お休みを満喫中の方も、そうでない方も……美味しいお菓子で海外旅行の気分を味わってみるのはいかがでしょうか?
今回はイスラエルのお土産で頂いた、【ターキッシュ ディライト】を紹介させて頂きます。日本ではまだあまり馴染みのない洋菓子ですが、私にとってはヨーロッパ時代の懐かしい味の一つでもあります。
トルコの代表的なお菓子で、別名「ロクム」(トルコ語)と呼ばれていますが、古い書物によるとロクムは15世紀頃からトルコに存在していたとされ、19世紀に入りヨーロッパへと渡り、ターキッシュ ディライトと呼ばれるようになったようです。
見た目はゴツゴツとしていますが、食感は柔らかく弾力があり、中には香ばしいピスタチオやアーモンド、クルミ等が加わり一度食べると癖になる美味しさです。求肥(ぎゅうひ)やゆべし等、日本の和菓子とも似た食感であることも妙に親近感を感じる理由かもしれません。
ある映画で白い魔女が子供を誘惑するために使ったお菓子も「ターキッシュ ディライト」であると言われているそうです。濃厚な甘さではありますが、程よい大きさと独特な食感でついつい食べたくなってしまう。子供のみならず大人も誘惑されてしまう魅惑のお菓子です。
ピスタチオが一般的ではありますが、中東、ヨーロッパには専門店も沢山あり、色や香り、中の具材も様々なロクムが店頭を華やかに彩ります。バラの香りづけがされた可愛いピンク色のロクムから、ミントやチョコレート、オレンジピール等が加えられたものまで。生クリームの加えられたマシュマロのようなロクムが人気のようですが、賞味期限がだいぶ短くなってしまうようです。
やはりお土産には定番のピスタチオやアーモンド、クルミ等が入ったものを選ばれるのが良いのではないかと思います。もちろん現地に旅行へ行かれた際はぜひ、一粒ずつお味見してまわるのも贅沢な旅の醍醐味かもしれません。
皆さんもぜひ誘惑の一粒いかがでしょうか?
※掲載情報は 2017/05/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
クラシカルポップス歌手
北野里沙
18歳の時、サラブライトマンに憧れ、突如音大へ。東京音楽大学大学院修了。イタリア留学中、路上で日本のうたを歌っていたことがきっかけで、2014年「母からの手紙」でシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。2013年以降、イタリア・ロッシーニ歌劇場にてソリストデビュー、バチカン市国聖パウロ大聖堂、WBA世界チャンピオン戦国歌独唱、神宮外苑花火大会オープニングアクト、日比谷シアタークリエ「クリエンターレ」他、国内外の数多くのコンサートに出演。FMヨコハマ・ラジオパーソナリティー他。現在、読売日本交響楽団アンサンブル公演等クラシックからポップスまで幅広い活動を行う。
〈音・食・旅〉を愛するクラシカルポップス歌手。コンサートで巡る全国各地の美味しいもの・お土産の数々をご紹介致します。