餃子……。いつ食べても絶対に裏切ることなくおいしい食べもの。仕事終わりのビールと餃子。炊きたてのあつあつ白米と餃子。どう転んでもおいしい餃子はもはや正義といっても過言ではないでしょう！餃子好きの中でもカリカリ派・モチモチ派、一口サイズ派・大振り派、キャベツ派・白菜派など様々な派閥がありますが、今回は餃子好きが餃子好きのために選んだ、とっておきのおいしい餃子だけをご紹介します。全部試して、自分好みの餃子をぜひ見つけてください！

ダイナミックに餃子を楽しみたいという人におすすめなのが、『銀座天龍』の「焼きギョーザ」です。昭和24年から続く老舗の餃子の最大の特徴は、約12センチという迫力のサイズ！小さめのバナナくらいはあるので一口では到底食べきれません。厚めに仕上げた皮は外がカリカリ、中がモチモチのタイプ。ぶ厚い皮の中には肉汁したたる餡（あん）は上質な豚もも肉に、新鮮な白菜と長葱をミックスしたもの。にんにくやニラなどは使用していないので、ド迫力の見た目とは裏腹に案外優しい仕上がりです。

餃子派閥の中でも最も大きな分かれ目のひとつとなるのが餡の原料。餃子の餡全体の一体感を求めるなら白菜派、歯ごたえと野菜ならではの甘さを求めるならキャベツ派と、両者の言い分は180度違います。「ぎょうざの丸岡」はキャベツ派いちおしの一品。みじん切りになっても甘さと食感で自己主張をするキャベツとにんにくの相性が抜群です。雑誌やテレビなどのお取り寄せ特集では必ず上位に入る一品。かなり完成度が高い一品ですので、キャベツ派もそうでない人もぜひ一度お試しください！

宇都宮や浜松の陰に隠れてはいるものの、忘れてはならないのが博多の餃子。「博多 中州 餃子の店 鉄なべ」の餃子は、鉄の鍋で熱々の出来上がりを楽しむ一口餃子。鉄板でカリカリに焼き上げた皮と、肉の旨みがたっぷりの餡、ピリ辛のタレにビールが恐ろしいほど進みます。お家で焼く時も必ず熱々にして食べてくださいね。こちらの餃子は深津絵里さんがカナダのモントリオール世界映画祭で主演女優賞を受賞した、妻夫木聡さん主演の映画「悪人」の劇中でも登場したもの。世界的に有名になる日も近いかもしれませんよ。

埼玉県北越谷にある生餃子専門店「北越ぎょうざ」。こちらではにんにく少なめの「北越ぎょうざ」とにんにくたっぷりの「男餃子」が楽しめます。「餃子を食べた！」という満足感がほしい人はぜひ男餃子を。にんにくたっぷりと言われると怖気づくかもしれませんが、使われているのは全て青森産なので、風味は豊かですが、翌日に残る強い匂いはありません。そのほかの具材も全て国産100％にこだわり、毎朝店頭で包みたてを製造直売しているので、お子様でも安心して食べられます。

大阪の粉モノといえばお好み焼きにたこ焼き。餃子を挙げる人はほとんどいないかもしれません。でも実は大阪ツウなら誰もが知る餃子があるんです。東京や名古屋でも知名度があがりつつあるそのお店は「ひとくち餃子 点天」。子供でも一口で食べられるほど小さく包まれた餃子は、カリッとキツネ色になるまで焼くのがおすすめです。餡はニラと白菜の野菜が多く、お肉は少なめ。小さい上にあっさりなので、スナック感覚でいくらでも食べられます。

暖かい季節にはさっぱりした味がたべたいもの。そんな時は「まごころ本舗」の「梅干し餃子」がおすすめです。ジューシーな餃子の中に梅肉が入っており、がっつりと肉汁を楽しみながらも、サッパリとした梅の後味を楽しむことができます。たくさん食べても胸焼けすることがないのもうれしいところ。梅のほかにも「大葉入り」や「パクチー入り」などちょっと変わった餃子も揃っています。餃子に合うお酒と言えばビールが定番ですが、こちらは梅酒や焼酎などにも合うと評判です。

中華街があるので、自然と街全体の中華レベルも高い長崎。そんな長崎で人気なのが、「雲龍亭 浜んまち」の一口餃子です。地元長崎をはじめとした九州の野菜を中心に、こだわりの国産食材だけを使用した餃子。お肉と野菜のバランスを味わってほしい、とあえてにんにくは控えめにしているそうです。もっちりと厚めの生地を高温でたっぷりの油で焼くことで、カリカリモチモチの独特の食感に仕上げました。熱々の白米と一緒に食べてもらいたい一品です。