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まるで金平糖?! 100年前からの「飲み方」とは?
幼少のころは、ちゃぶ台の上にはいつも季節の漬物やみかん、お茶道具の側にはお煎餅や吹き寄せなど、何かしらのお茶うけになるお菓子や、果物がありました。
和室での生活が減って、そんな風情もすっかりなくなってしまいましたが、何かしらほっとするお菓子は常備したいものですね。
私も最近知ったのですが、新潟には100年以上前からずっと変わらない、かわいいお茶うけ?があります。新潟人の皆様が子供のころから親しんでる「ゆかり」です。
形は金平糖そっくりですが、芯がお米由来の「あられ」になっていて、表面のカリカリと中心部のフワッとした食感が同時に楽しめる「糖蜜ぐるみのおかき」なんです。
実は地元では、この「ゆかり」を湯呑に入れてお湯を注ぎ、そのほんのり甘い白湯を楽しむ昔ながらの「飲み物」だったそうで、甘味が少なかった当時のお楽しみの一つだったとのこと。残念ながら現在では新潟市内でも1900年創業である老舗のたった1軒のお店しか「ゆかり」は製造されておらず、古き良き庶民の習慣も失われているようです。
しかし、最近になって幻の甘味の伝統を守るため、定番の「ゆず」や「生姜」に加え、「抹茶」や「よもぎ」、「あんこ」といった新しいフレーバーを追加、パッケージも一新した、進化形スィーツ「YUCALI」が誕生しました!
細長いボトルに入った「ささだんご」は、無添加の「よもぎ」と「あんこ」の組み合わせで、それぞれの濃厚かつ優しい味わいが印象的ですが、二つをミックスすると、なんと新潟名物笹団子の味わいになるという、一粒で二度おいしい優れものです。
もう一つの数量限定「森の雪と果実」は、トッピングデザートとして3種類の「ゆかり」に加えて、新潟産のイチゴ、洋ナシ、リンゴなどを、天然の味そのままに、ドライフルーツ加工してミックスしています。
ヨーグルトなどにトッピングすると、無添加ならではの自然な甘みと酸味、ポリポリとした舌触りも楽しめますね。
これら新感覚の「YUCALI」、そのままいただくだけではなく、コーヒーやワインで割って飲んだり、アイスクリームにかけたり、ケーキやクッキーに練りこむのも面白そうですね。
それでも、昔ながらにお湯をさして「ほっ」と癒される時間を持つことが、一番の贅沢かもしれませんね。
パクチープラスP.K.C
住所:新潟県新潟市秋葉区草水町2-7-30-1
TEL 0250-47-7303
※掲載情報は 2017/04/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理写真家
今清水隆宏
1965年、東京都生まれ。東京造形大学卒業。1988年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。
以後、国内・海外、料理研究家・シェフを問わず主に雑誌、料理レシピ、レストランなどの料理およびその周辺の撮影、書籍企画等を担当。他、百貨店等各種カルチャースクール、地方自治体等にて「料理写真講座」の講師、講演等でも活動。社団法人日本広告写真家協会会員。