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ホワイトチョコのほのかな甘みとリンゴの味わいが絶妙
北海道は砂川市。札幌と旭川のちょうど中間にあるその小さな町で生まれた私は子供の頃、誕生日やクリスマスの買ってきてくれるケーキがとても楽しみだったんです。
そのケーキはいつも「ほんださん」。
今や北菓楼や岩瀬牧場など名だたるスイーツブランドが有名になっていますが、子供の頃の記憶を呼び起こす「ほんださん」のお菓子は、年を取ったおじさんになってもいつも特別で、そして幸運にも身近な存在なんです。
私の高校の後輩でもある本田啓輔さん(読みはイタリアのサッカー選手と同じですね)が跡を継ぎ、地道にコツコツと商品を開発し、そしてゆっくりと広まりつつあります。
ほんださんのお菓子の特徴は「りんご」。
医者いらず、とも言われるりんごを様々な形に変えたスイーツが所狭しと並ぶお店はとても魅力的。市内とその近隣市町村にしかないお店は、いつも昔からのファンの足が途絶えず、いまもゆっくりと甘い時間をプレゼントしてくれます。なんか、あくせくしていないのんびりした北海道の魅力そのままのお店なのです。
その中でもこれは!と思ってご紹介したいのが「林檎ロマン」です。生で食べるとほのかな酸味が特徴の紅玉を使った林檎ロマンは、一言で表現すると「北海道のやさしさ」。二口程度でいただける食べやすいサイズで、さくっとしたクッキーの部分とほんだオリジナルのホワイトチョコレートに包まれたリンゴの相性のいいこと!
この瞬間って何にも代えがたいんだなあ。
ホワイトチョコのほのかな甘みとリンゴの味わいがすーっと溶け込み、とても幸せな気分。ひとつ食べて、もう1個いっちゃおうかな、と思い、せっかくだからもう1個……
で、結局3個位食べちゃいました。
マーガリンや保存料なども入っていないのでヘルシー感もあり、後味もすっきり。決して甘いなあというものではありません。食べ飽きないのはそのせいなのかもしれません。
北海道から冷凍で届きますが、個数はいろいろと選べるようになっています。北海道からの送料は少し高くなってしまいますので、いろいろ取り交ぜてもいいかもしれません。箱の中にはスイーツと北海道の空気も入っていると思えば、楽しみはさらに広がるでしょう。
林檎ロマン、ちょっとしたブレイクの予感です。
※掲載情報は 2017/04/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川(日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地)で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。