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そのままで肴にしても、料理に加えてもおいしいアイテム
秋田音頭に歌われているように、ハタハタは秋田名物。12月に漁の最盛期を迎えます。別名カミナリウオと呼ばれる通り、冬の雷が鳴るとドサっと獲れるのだそうです。
そのハタハタの卵、「ぶりこ」は直径2〜3mmくらいの、小さなハタハタの体に対して少し大きめな卵です。食べると歯ごたえのあるプチプチとした食感で、口の中で弾けて旨味が広がります。
普通は焼いたり塩漬けにされたりするぶりこを、オリーブオイルに漬け込んだものが今回ご紹介する「ぶりこんふぃ」です。
ニンニクと唐辛子が効いたイタリアンなぶりこんふぃは、由利本荘市で生まれた瓶詰めで、ぶりこのプチプチ感をたっぷり楽しめる逸品。イタリアンな味付けですが白ワインだけでなく、米どころ秋田の日本酒にもピッタリ。小さな器にちょこっと盛るだけで通っぽい気の利いた肴になるのです。
そしてそのほかにもサラダのトッピングにしたり、お刺身にかけてカルパッチョにしたりと、普段の料理をバージョンアップさせてくれる便利アイテムにも変身!プチプチを楽しむコツは食感の違うものを3つ組み合わせること。
例えば鯛のカルパッチョならお刺身のプリプリした食感にオニオンスライスのシャッキリ、そしてぶりこんふぃのプチプチ感。サラダならきゅうりの千切りや貝割れ大根のシャキシャキと山芋のフワトロ、それにぶりこんふぃ。口の中でどれかが浮くことなく食感のバラエティーを楽しめること請け合いです。
ハタハタの他の加工品も合わせてぜひ秋田の日本酒で!楽しんでみてください。
※掲載情報は 2017/03/01 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードクリエイター
佐藤千夏
結婚後子育てをしながら各種料理コンテストに出品し、入賞経験多数、全国優勝も経験。2002年自宅料理教室「紫山のごはん会」を立ち上げ、参加者6人でスタートした教室は口コミのみで2年後に月100人が来る人気教室に。家族の健康を一番に考えた体に優しい食材を使ってシンプルなレシピを目当てに、現在年4回開催される教室は毎回抽選になるほど。彩よく楽しむ工夫を添えての提案には定評がある。料理教室と平行して商品開発、レシピ開発、飲食店メニュー開発、セミナー講師などを手がける他、2016年より台湾、2017年は香港でも料理教室を開催。東北の食を海外に広めるべく飛び回る毎日。